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引きこもりSEの自己紹介に需要とは? ページ5

することがなくなり、ネットサーフィンをしていれば、絵心さんからメッセージが送られてきた。

『げっ。300人全員参加ですか。何人かは不参加だと思ったんだけどな…。300人分のデータ管理…がんばろ』

よしっ、と頬を両手で軽く叩いて気合いを入れた。

*****

「この青い監獄(ブルーロック)でお前らをサポートするマネージャー達を紹介する」

助けてください。千歳A大ピンチです。
各棟各チームの入寮テストが終わったと思えば、マネージャーズで自己紹介をする流れになっていた。

(2人はそりゃ当然だけど、私の自己紹介とかどこに需要あんのよ?!てか私エンジニアだし、選手の前出ないんですが???)

「初めまして、七瀬莉々愛です!サッカーのことはあまり詳しくないんですけど、全力でみなさんをサポートしますっ!なので、全然こき使って貰って大丈夫ですので!」

「初めまして、遠坂悠です。スポーツトレーナーとして、みなさんの練習メニューを組んだり、技術指導を行ったりします。ぜひ、気軽に話しかけてくださいね」

なんて1人心の中で叫んでいれば、モニタールームにいる全員の視線がこちらに向く。

『…あ、千歳Aっす…。自分、ただのエンジニアなんで、みなさんとは滅多に絡みないと思うんですが…。まあ、とりあえずよろしくお願いします』

モニター越しにチラリと見えた選手たちの反応は微妙だった。すみませんねぇ、場違いな女で!

「この3人がお前らをサポートする。ただ、変な気は起こすなよ?全てカメラが見ているからな」

絵心さん、それ間違ってますよ。とは言えないのが雑魚メンタルの弱点である。カメラが見てるんじゃねえ、私が見てるんだよ!!!

*****
と、思っていたのが今日の午前の話。今はちょうど夜ごはんの時間帯。私はカメラ映像のチェックや、システムエラーに即座に対応できるように部屋の外へ出られない。というか出る気はない。なのに何故…

『どうして私は食堂に居るんですかね』

「ん?えっとね…Aちゃんと一緒にごはん食べたかったから!っていう理由じゃダメ…かな?」

「私たち、Aと仲良くなりたいんだよ。ただでさえ、此処には275人の男の子しかいないんだから、女の子同士仲良くなろう?」

…結局断れずに2人と夕食を摂ることになったのだった。いや、キラッキラな2人のお誘いを断ったら後で誰かに何か言われそうで怖いんだわ。

仲良しのプロセス→←・



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ブックマーク(プロフ) - 最高です!応援してます! (2023年2月13日 2時) (レス) @page14 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
るぁ - うぁ好き…夢主ちゃんが凄いのに謙虚だったりほかの二人も性格が良さそうなのがめっちゃ好き…とりあえず付き合ってください(?)今後の展開楽しみです! (2023年1月30日 19時) (レス) @page9 id: b6e4bb87a9 (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - うわ、面白い………………!神作品ありがとうございます!!笑応援しています! (2023年1月20日 20時) (レス) @page6 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美少女に生まれ変わりたい一重モンスター。 | 作成日時:2023年1月17日 0時

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