見つけさせる才能 ページ14
「…すごい」
『流石、“あの糸師冴”の弟って感じがします…』
ハルさんが選んだ糸師選手…分かりにくいので、以後凛選手としよう。彼の名前は初めて聞いたが、彼のプレーは、今後の人生のなかで一生忘れることはないだろうとさえ思えるほどに、美しく、目が離せないものだった。
「でもあんまり弟くんのほうの名前は聞かないよね…」
「確かに、言われてみればそうだね。私も冴と関わりがなかったら、凛のこと知らなかったと思う」
『こんな凄いプレーをしても、見つけてもらえなくちゃ世界へ行けない…』
「そうだね。でも…なんていうのかな。上手く言葉が見つからないけどさ、“見つけてもらう”んじゃなくて“見つけさせる”
「ふふ、リリもAも鋭いねえ。だから私たちは彼らが埋もれてしまう前に、自分で見つけさせる才能を、“エゴ”を育ててあげなくちゃいけないんだよ。それが私の、私たちの使命さ」
そう言うハルさんの横顔は、先ほどのような妖艶なものから、いつもの爽やかで何か覚悟が決まっているような、そんな力強さがあった。
「じゃあ最後はAちゃんの番だね！誰が気になるの？」
『そう、ですね…』
プロジェクト招集メンバーを決めるときに、彼らの中学や高校でのプレー映像を嫌というほど見てきた。この部屋に着く前に会った玲王くんや誠士郎くんのサッカー歴は、なんと半年。3才や4才と、もっと幼いころから始めている選手よりも上手い二人は、確かに気になる存在である。それでも、この
『
「潔くん？確かにオニごっこのとき凄かったよね！」
「蜂楽くんのパスに即興で適応していたよね。…あれ、あのとき彼、
『多分、していなかったかと。…もう一度見直しましょう。トラップ無しで、そのままダイレクトシュートをしていたような気がするんですけど』
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ブックマーク(プロフ) - 最高です！応援してます！ (2023年2月13日 2時) (
レス) @page14 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
るぁ - うぁ好き…夢主ちゃんが凄いのに謙虚だったりほかの二人も性格が良さそうなのがめっちゃ好き…とりあえず付き合ってください（？）今後の展開楽しみです！ (2023年1月30日 19時) (レス) @page9 id: b6e4bb87a9 (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - うわ、面白い………………！神作品ありがとうございます！！笑応援しています！ (2023年1月20日 20時) (レス) @page6 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美少女に生まれ変わりたい一重モンスター。 | 作成日時：2023年1月17日 0時
