0.7話 ティーカップと紅茶 ページ8
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注文を復唱し終えた忠義くんは、私を見て
『しばらくお待ちください。…二葉ちゃん』と。
最後に爆弾を残して行った。
…文字通り私は天に召されたわけだけれども。
『お待たせしました』
「わ…」
忠義くんがもって来たのは、とびきり可愛らしい、チューリップ柄でピンク色のティーカップ。
「これもしかして」
「もしや…忠義くんが…選んで…くれ…」
『俺が選びました』
「ええ…」
ずっとずっとこの店に飾られてる200種類の中から私に合わせたティーカップを、忠義くんに選んで欲しいって思ってた。
『二葉ちゃんにぴったりでしょ？チューリップ』
どうしようかっこいい。
「…ん？二葉ちゃん？」
…ぶたって呼ぶんじゃ？
「あの、二葉ちゃんって…」
『うん。安に言うたらな、ぶたってなんか可哀想って言われてんよな〜』
「ナルホド」
『…じゃ、ごゆっくり』
「待ってくださいっ」
思わず服の袖を掴んで引き止めた。
『え、』
「忠義くんっ…その、この紅茶も…忠義くんが？」
絶対聞いておかなければならないでしょ？
『はい(笑)僕が。』
忠義くんが入れてくれたってゆうの？この紅茶？
「…飲めない」
飲めるはずがない…勿体ないよ。無理だ。
一滴一滴が忠義くんだよ。だれか私を止めて！ツッコんで！！
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.
…結局、ちびちび飲んでいたから、紅茶が冷めてしまった。
「ああ…あと1口……」
あと1口で紅茶を飲み干してしまう。
『まだ飲んでんのかい笑』
「へっ」
また忠義くんがあらわれた！どうする？
かっこいい
すき
かっこいい
▶︎すき
「好きだ…(小声)」
『お客様。もうすぐ閉店です』
「え……ハッ」
ホントだ！お客さん私しかいない！？
まるで急な神隠し！
「すみません…忠義くんが入れてくれたのだと思うと飲むの勿体なくて」
『何を言うてんの？笑』
「すみません…帰ります」
変な奴だと思われたよ…
『待って』
香り豊かな紅茶の匂いが、まだ漂う店内に、
忠義くんが私のカバンを掴んだ。
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はぐ(プロフ) - まるこさん» まるこさまー！いつもありがとうございます。新作というか、、Twitterでやっていた妄想をこちらに移行するのでございます🥰人によっては新作ですね笑！お楽しみに！💕 (2021年10月24日 21時) (
レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - ぶたクマ番外編、ありがとうございました(^^)もう次回作…というか新作？？めっちゃ気になります‼︎楽しみに待ってます🙌 (2021年10月24日 21時) (レス) @page50 id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - たこはち子∞さん» ぶたクマ番外編ありがとうございました😭💕また新作もよろしくお願いいたします！ (2021年10月24日 19時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - ∞hana∞さん» はなちゃんの女磨き💕まもくんに声をかけられる事を祈っております💕(ナンパはお手の物だと思います、父譲りで…💕)フラットにナンパしてそうです笑 (2021年10月24日 19時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
たこはち子∞(プロフ) - え、、、、、？？ (2021年10月23日 1時) (レス) @page48 id: b202ba3d83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2021年9月28日 21時
