44話.涙の行方 ページ44
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どうして忠義くんはわたしにこんなことするの
昔から、ずっとそう。
でも今はもっと忠義くんがわからない。
私の気持ち全部知ってて、どうして。
忠義くんをまだ好きなことも、
何度も区切りをつけたことも、
諦めようと横山さんと付き合ってることも、
横山さんに惹かれはじめてるってことも、
「全部知ってるくせに…！」
必死で逃げてきた。自分にしては、よく逃げれたと思う。
忠義くんは変わった…。優しい忠義くんはもう…
「違う…まだいる…」
・・・・
「おいしっ」
大『やんな〜。でも今はビール飲みたいわ』
「いいですねえ…！」
大『うまぁーいツマミとな！』
「はい！わたしすじ煮込み！」
大『もぉ最高』
・・・・
残ってる。…忠義くんの中にまだ残ってる。
わたしの大好きな人を変えようとしてるのは誰？
怖かったけど、
忠義くんは私よりも苦しそうだった。
「ただいま…」
横『おかえ…！？びちゃびちゃやんっ』
「雪遊びしてきました」
横『何言うてんねん…はよお風呂に』
「横山さん。
…私何回、振り出しに戻ればいいですかね」
「何回も何回もどれだけ振り出しに戻れば…！？」
横『……』
「もう前の私じゃないんですよっ…」
「キャパオーバーです…」
忠義くんだけを好きなあの時なら良かった。
でも今は横山さんの隣にいたいって感情が芽生えてる。
ほっといてくれればいいのに。
忠義くんも、神様も。
そしたら、本当に横山さんを好きになれる。
「忠義くんて、凛さんといて幸せなんですかね」
横『A…』
「やっぱアホだぁ…。忠義くんて選ぶひと間違えてるよー。そうだよそうだよー間違えすぎだー」
ほら。また涙が溢れてくる。
「アホだよあの人ー。アホすぎて泣けてきちゃうや」
忠義くんはアホだ。アホアホマンだ。
横『ほんまや。大倉はアホや…。』
そう言って笑った横山さんは、私の手を取り
横『俺は、Aだけ見てるから』
横『Aは安心していいねん』
横『焦らんでいい。ゆっくりでいい。』
けして、【好き】とは言わない横山さん。
だけどその言葉には想いが溢れてて涙が流れた。
「よ、こやまさん…」
横『わかってるから。伝わってるから』
横山さんを見つめはじめてること、
わかってる、伝わってると言ってくれた。
気が付けば私は忠義くんを思って流してた涙は終わりを告げていて、
横山さんを思って大泣きしていた。
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そろそろ移行になります…！
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∞くらゆい∞(プロフ) - uzuuzuさん» コメントありがとうございます！(；；)横山さん…切ないです…自分でも横山さん側から見て胸が苦しくなる時が… (2018年2月1日 1時) (
レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
uzuuzu(プロフ) - 横山くん切ないですね… (2018年1月31日 15時) (レス) id: bf71f8c0d1 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - すーさん！嬉しいコメントありがとうございます(；；)ハッピーエンドかバッドエンドか、、もしハッピーエンドだったらわたしも書きたいです！^^ (2018年1月29日 23時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - あきさん» あきさん、コメントありがとうございます！わぶたちゃんと、横山さん、忠義くんと、凛さん、まだまだ続きますので、これからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月29日 12時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 毎日更新楽しみです！完結してもブタちゃんと大倉くんの日常とかの続編見たいです...！ (2018年1月28日 22時) (レス) id: bae7291fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年1月21日 1時
