38話.繋ぐ手、離す手 ページ38
. 大倉Side .
大「凛？…おーい？」
・・・・
あの日さえなければ、運命は違っていたのか…
俺とAは、違う運命になっていたのかと
ずっと、考えてる。
・・・・
大「凛ー？」
大「〜？(どこいったんや)」
凛と再会して、少し経ったある日。
買い物から帰ってきた俺は、凛を探してた。
家におるはずやのに、全然返事がない。
またかくれんぼかなんかしてんのかなって思って。
大「(かくれんぼ好きやからなぁ〜)」
大「あーどこやろー？(あとは寝室か)」
探してない部屋も寝室だけになって、
静かにドアを開ける。
大「みーつけ…………え…っ凛！？」
ドサドサ…っと買い物袋が手元から落ちた。
大「凛！凛！おい！」
二人のベッドは真っ赤な血で染まってて
凛は真っ青な顔で、力なく横たわってた。
大「救急車っ..はやく、はよ出ろよ！！」
手首から流れる血を止めるために、震える手で
抑えながら電話した。
救急車が来るまでのあいだ、できることは全部しようって、とにかく血を止めることだけを考えた。
・・・
医者「大倉さん」
大「あ…先生！凛はっ」
医者「大丈夫ですよ。今は輸血をしています。
あと少しで危ないところでした…。」
その言葉にどれだけホッとしたか…。
病室に入れるって言われて、中に入ると
凛はもう意識が戻ってて。
大「凛っ」
凛『忠義…。』
大「なんで…手首切ったん」
大「死ぬとこやったんやぞ！？」
大「せっかく頑張って病気治したのに、何で！」
わかってた。凛が自分でやったことくらい。
凛『っ…忠義が…悪いんだよ』
大「はっ…？」
凛『忠義が私を見てないから！！！』
凛『…気づいてないんでしょ…自分の気持ち』
大「凛？」
凛『忠義のこころの中、本当に私だけ…っ？』
凛『あの子が、居るでしょ』
そう言われて、気付いた。
俺の名前を呼んで、笑顔で駆け寄ってくる"あの子"は
……凛じゃない。
大「俺は凛が好きやで？」
凛『じゃあ証明してよっ』
A、ごめん。
やっぱりお前の気持ちに応えられへん。
凛『キスして。』
大「…うん…」
絶対、応えたらあかんから。
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∞くらゆい∞(プロフ) - uzuuzuさん» コメントありがとうございます！(；；)横山さん…切ないです…自分でも横山さん側から見て胸が苦しくなる時が… (2018年2月1日 1時) (
レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
uzuuzu(プロフ) - 横山くん切ないですね… (2018年1月31日 15時) (レス) id: bf71f8c0d1 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - すーさん！嬉しいコメントありがとうございます(；；)ハッピーエンドかバッドエンドか、、もしハッピーエンドだったらわたしも書きたいです！^^ (2018年1月29日 23時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - あきさん» あきさん、コメントありがとうございます！わぶたちゃんと、横山さん、忠義くんと、凛さん、まだまだ続きますので、これからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月29日 12時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 毎日更新楽しみです！完結してもブタちゃんと大倉くんの日常とかの続編見たいです...！ (2018年1月28日 22時) (レス) id: bae7291fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年1月21日 1時
