36話.ウソツキ ページ36
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＿忠義くんなんて、好きじゃない。
この頃、この言葉に傷つかなくなった。
全部、無かったことにして。
最初から、出会ってなかったことにして。
忠義くんのいない世界は楽しい。
苦しくなくて済む。
そう思えている、気がして。
・・・・
なのに、神様はどこまでも意地悪をする。
上司A「海外でのペア活動は
このように振り分けられた。」
上司A「大倉君と頑張ってくれよ。
期待してるぞ二葉」
二人だけで部屋に呼び出され、そんな事を言われた。
「……大倉、さんと…ですか」
上司A「不満か？」
「いえ、」
上司A「君ら二人のタッグに期待がかかってる。」
大『はい…！頑張ります。』
上司に向けた表情は、嘘偽りない顔で。
そんな忠義くんを見たら、私情を仕事に持ち込むべきではないと反省。
上司が出ていった後、忠義くんと久しぶりに二人になって、なにか話さなきゃと思って、
「忠義くん」と名前を呼んでみた。
そしたら、『うん？』と返事が返って来て、
…その返事聞いたら、次は顔が見たくなってきて、
隣にいる忠義くんを久しぶりに見上げた。
「あ…」
目が合っ…
大『やっとや。…目ぇ、合った。』
ふわっと微笑む忠義くんをわたしは見てしまった。
見てしまったから、思い出してしまった。
＿また、思い出してしまった。
なんでいとも簡単に開けてしまうの？
あれだけ厳重に鍵をかけたはずだよ？
好き、という気持ちが入った箱を…なんで…
大『A、…』
わたしの名前を呼んで、頬に触れた忠義くんは
前よりも魅力的に見えて、怖くなる。
大『横山くんと付きおうてるって、ほんま？』
私の髪を指に絡ませて、そう聞いてくる忠義くんの
考えてることが分からない。
胸が苦しい。
「ほ、ほんとです。」
大『好きなん？横山くんのこと』
「付き合ってるんだから、好きに決まって」
大『……』
どうしてそんな切ない目で私を見るの、？
期待したら、その分だけ落とされる。
何度も経験したのに、どうして
「好きに、決まって、ます。」
大『ウソや』
「忠義くん、もうやめましょうっ」
「凛さんいるのに、変ですよ…！私帰ります」
無視して部屋を出ようとドアノブに手をかけた時、
大『別れた。』
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∞くらゆい∞(プロフ) - uzuuzuさん» コメントありがとうございます！(；；)横山さん…切ないです…自分でも横山さん側から見て胸が苦しくなる時が… (2018年2月1日 1時) (
レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
uzuuzu(プロフ) - 横山くん切ないですね… (2018年1月31日 15時) (レス) id: bf71f8c0d1 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - すーさん！嬉しいコメントありがとうございます(；；)ハッピーエンドかバッドエンドか、、もしハッピーエンドだったらわたしも書きたいです！^^ (2018年1月29日 23時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - あきさん» あきさん、コメントありがとうございます！わぶたちゃんと、横山さん、忠義くんと、凛さん、まだまだ続きますので、これからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月29日 12時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 毎日更新楽しみです！完結してもブタちゃんと大倉くんの日常とかの続編見たいです...！ (2018年1月28日 22時) (レス) id: bae7291fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年1月21日 1時
