27話.強引なカノジョ ページ27
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なんで。凛さんは？
凛さんいるのに、なんで？なんで？
好きなのに、好きだから、やめようって。
離れようって。忠義くんの笑顔のためならって
「わたし、頑張ってるのに…っ」
どうして忠義くんがこんなことするの？
あの日のキスも、忘れられた日は無かった。
大『引っ越したんやないん…』
さっきまで黙ったままだった忠義くんが口を開いた。
「引っ越しましたよ！引っ越したんです
忠義くんがいなくても、世界は楽しいことだらけです！…すごく、楽しい…っ」
泣いちゃだめ。こんなに長時間忠義くんに抱きしめられたことなんてないのに、今は尚更、緊張と、凛さんに対しての罪悪感が半端じゃない。
「もう離してくださいっ」
大『…っ…ごめん』
泣いたら負けだぞ自分。耐えてみせなきゃ。
わたしは弱くない。
大『ヤスと、上手くやってる？』
「やすだとは…付き合ってません…。」
さすがにずっとこの件を引きずる訳にはいかない。
やすだだって普通にこれから他の人に恋するだろうし。変な誤解を生んだままじゃいけないから。
「凛さんとは…ラブラブ、ですか」
大『………うん、』
ねぇ、教えて。
その間はなに？
その笑顔はどうゆう気持ちから来てるの？
わたしにはとても哀しい笑顔に見える。
これがわたしの気のせいならいい。
大『あ…プロジェクト、おめでとう』
大『夢やったもんな』
大『参加するやんな…？』
わたしが応えようとした時、
忠義くんを呼ぶ凛さんの声が聞こえた。
凛「あ！Aさん！」
どこから声がするのかと探すと、
ベランダから凛さんは私たちに手を振っている。
このマンションのあの階の位置は
忠義くんの家。ってことは…同棲、してるんだ。
早く帰ろう…。そう足を踏み出したとき、
走ってマンションから出てきた凛さんに腕を掴まれた。
わたし…今日なんでこんな腕掴まれるの？
腕を掴まれDay？
凛「ねえ、夜ももう遅いし、
うちに泊まっていけばいいよ！」
「は…」
凛「ねっ？」
「いやっ、帰ります、悪いしっ」
凛「いーんだって！どうせ会社も同じでしょ？
プロジェクトの話もしようよっ」
凛「ね！忠義！いいでしょ？」
大『うん…』
忠義くんの許可が降りてしまったことで、凛さんは
ますます喜んで私の腕をがっしり掴んだ。
「でもやっぱりわたしっ」
凛「いまさら帰らせるもんですか」
意外と凛さんって強引だなぁ…。
…かわいい。
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∞くらゆい∞(プロフ) - uzuuzuさん» コメントありがとうございます！(；；)横山さん…切ないです…自分でも横山さん側から見て胸が苦しくなる時が… (2018年2月1日 1時) (
レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
uzuuzu(プロフ) - 横山くん切ないですね… (2018年1月31日 15時) (レス) id: bf71f8c0d1 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - すーさん！嬉しいコメントありがとうございます(；；)ハッピーエンドかバッドエンドか、、もしハッピーエンドだったらわたしも書きたいです！^^ (2018年1月29日 23時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - あきさん» あきさん、コメントありがとうございます！わぶたちゃんと、横山さん、忠義くんと、凛さん、まだまだ続きますので、これからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月29日 12時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 毎日更新楽しみです！完結してもブタちゃんと大倉くんの日常とかの続編見たいです...！ (2018年1月28日 22時) (レス) id: bae7291fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年1月21日 1時
