34.無数の痕 ページ34
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大倉side
きっと、横山くんがAにしていたのは
凛の時みたいな、暴力ではなくて
精神的なところでの暴力。
それに、A自身が全く気付いてない。
横山くんは、Aを自分に依存させるように
離れられへんようにするために…
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忠義くんが私に触れる度、
きゅうって胸が苦しい。
身体的には…恥ずかしいけど子宮が疼く。
大『横山くんって、
こうゆうことしてる時…優しい？』
横山さんがつけた赤色の跡を指で撫でながら、
忠義くんが聞く。
「どうしてですか…？」
大『…』
「さあ…わからないです、」
大『そ…か』
「……」
大『こんな身体中に…なんも思わへんかった…？』
首筋から、足まで付けられてる痕。
大『嫌って、思わんかった、？』
「私が外に出なかったらいいかな、って程度です」
そう答えたら、忠義くんは痛々しいものを見てるかのように、眉をひそめて。また悲しそうな顔。
大『横山くん…外に出したくなかったんやと思う』
大『ずっと部屋に閉じ込めて、
俺に会わせたくなかったんやろうな。』
そんなこと言われたら、余計に横山さんのとこ帰らないと。「わたし帰ります」起き上がると、
忠義くんが抱きしめて止める。
『行ったらあかん』って言う。
「だって…横山さんには私が居ないと」
大『俺にだってお前が必要やねん！』
びっくりした。忠義くんがそんなこと言うなんて。
大『それに…いやや…俺。
…Aがそんな暗い目してるん』
「べつにそんなこ『そんなことあるねん…気付いてないだけ』
「考えすぎです。」
大『A…、気付いて、これ以上横山くんの横におったらあかんっ』
「私にも横山さんが必要なんです」
大『それは依存でしかないねんって…！』
「恋です」
そう言うと、忠義くんは
『そんなん…恋じゃない…』一筋だけ涙を流して、私に口付けをした。
大『いま、どんな気持ち？』
唇を離し、そんな質問が投げられる。
大『横山くんとキスした時と、
俺と…キスした時。なんか違う？』
「…はい。」
大『どう違う？』
「横山さんの時は、…よく、わかりません。」
大『俺の時、は？』
「ぎゅっ、って苦しいです」
その返事を合図にして、また…
忠義くんは私をベッドに押し倒した。
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ふみ(プロフ) - 号泣…… (2018年11月21日 10時) (
レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - なんだか、切ない展開なのですか？？もう、泣いてるんですけど……(；＿；) (2018年11月21日 7時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - いつも楽しみにしています！でも、読む度ドキドキしてます！ 毎日の更新がすごく楽しみです！！！ (2018年10月15日 22時) (レス) id: 173ae5ab39 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - あー胸が苦しくて毎回読むたびに心臓バクバクしてます！この後も楽しみにしてます！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: eb27484988 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - どうしてこんな風になっちゃんたんでしょうね 誰も悪くないしみんなずるいと思うし。いつのまにか強い女性になっていた主人公ちゃん。更新楽しみにしています (2018年10月11日 20時) (レス) id: cec7d133e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年10月9日 19時
