30.何言ってるの？ ページ30
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大『Aっ…？Aやん…な』
近づいてきて、私を真っ直ぐに見つめるこの人。
「ただよ、しくん」
時間が止まってく。
大『どうしたん…？なんでそんな…』
彼が顔を歪めた
なぜそんな辛そうな顔するの？
大『横山くんと…
幸せになってるんかと思ってた』
大『けど、違うやん』
「え？」
大『違う…。』
意味がわからない。どう違うの？
…そうだ離婚しなきゃ。
横山さん安心させなきゃ。
「忠義くん、わたし、」
大『俺、…あん時弱くて、…情けなくてごめん…』
私の言いかけた言葉を察したのか
なんなのか、遮られた。
大『でもあの子となんも無かった』
え…？
大『ホテル行くだけ行って、結局抱けんかった。
でも…そのつもりでホテルに行ったし、
言い訳できんくて。』
大『追いかけるのも、…ヘタレで出来んかった。…横山くんに叶わんって思った。』
これ、なんの話？
大『そのくせ指輪は外せへんし』
ネックレスとしてキラリと胸元で光る、私の指輪。
違う。それより横山さんのために…
「わたし、忠義くんと
離婚しなきゃいけないんです」
あまり気持ちが入らないまま、言葉を発した時。
また彼は顔を歪め、
大『…横山くんに…何された？』私の手を掴んだ。
「何されたって…？」
大『…』
じっと見つめてくる忠義くん。
「何もされてないですよ」
大『うそや。』
「何言ってるんですかほんとに」
大『…気付いてないだけ』
「忠義くんおかしいです、」
そんな、切なげな顔をしないでよ、
「帰っても…っ！？」言葉を遮るようにギュッと抱き締められた。頭が一瞬真っ白になったけど、ハッとして正気に戻る。
「店員さん見てますって、離してくださいっ、」
そうやってグイグイと忠義くんの腕の中で身体を離そうと抵抗すると、『出よ。』って私のジュースをレジに持っていって支払いを済ませ、外に連れ出してく…と、
横『なんで大倉が？』
大『…横山くん。』
2人が鉢合わせた。最悪だ。
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ふみ(プロフ) - 号泣…… (2018年11月21日 10時) (
レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - なんだか、切ない展開なのですか？？もう、泣いてるんですけど……(；＿；) (2018年11月21日 7時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - いつも楽しみにしています！でも、読む度ドキドキしてます！ 毎日の更新がすごく楽しみです！！！ (2018年10月15日 22時) (レス) id: 173ae5ab39 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - あー胸が苦しくて毎回読むたびに心臓バクバクしてます！この後も楽しみにしてます！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: eb27484988 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - どうしてこんな風になっちゃんたんでしょうね 誰も悪くないしみんなずるいと思うし。いつのまにか強い女性になっていた主人公ちゃん。更新楽しみにしています (2018年10月11日 20時) (レス) id: cec7d133e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年10月9日 19時
