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29.memory ページ29

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私の中に残ってる、キラキラと眩しい、
1番に眩しい最後の忠義くんのメモリー。


それがパリンと割れてしまえば本当に…



横『終わらせよ。』





横山さんが囁いて、私の胸に酷く優しくて酷く鋭い刃を突き刺していく。メモリーにどんどんヒビが入れられてく。







横『好きやないんやない。Aの事。』




"壊れてしまえ。" と







壊れちゃう。もうすぐ壊れちゃう。
横山さんやめて






「はぁ…はぁっ泣」






息が苦しい。うまく呼吸できない。





横『俺の為に、消して』
「横山さ…ん」
横『はやく楽になりたいやろ?幸せになりたいやろ』






胸が痛い、「痛いよっ泣」




へたりこんだ私を抱きとめ
横山さんは


『ネックレス外してたな。大倉』トドメを刺した。






最後のメモリーが割れた音と同時に重なった唇は、ピリッとした痛みと同じだけ甘くて。





横『俺だけこれから見てくれるやんな?』






今の私には答える気力もあまり無くて。





横『幸せになろ』
「……」




なんにも考えられない中で、横山さんはまた唇を重ねた




それからしばらくして、私は横山さんの家に引きこもるようになった。





『Aおいで』
「はい」





横山さんに呼ばれ、ぎゅう、と抱きしめられる時だけ、安心する。「キスはしてくれないんですか?」横山さんに依存していくのに、時間はかからない。






そんなふうな日々を過ごしてた私。
「下で飲み物買ってきますね」
横『うん、気付けてな。』



外に出ると、夏から秋に変わる風が私の肌をかすめる。




「…はやいなぁ。もう秋かぁ。
…あれ、売り切れ…」





なんてこった。お目当てのジュースが売り切れだなんて。「コンビニ行こ。」すぐ近くだし。




聞き慣れたコンビニの音をくぐって中に入る。
「(横山さん肉まんいるかな?)」


お目当てのジュースをレジに持って行く時だった。









大『Aっ…?Aやん…な』









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赤星(;;)ありがとうございます(;;)
今日はできるだけ更新したい(願望)
とりあえず掃除してきます!

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ふみ(プロフ) - 号泣…… (2018年11月21日 10時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - なんだか、切ない展開なのですか??もう、泣いてるんですけど……(;_;) (2018年11月21日 7時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - いつも楽しみにしています!でも、読む度ドキドキしてます! 毎日の更新がすごく楽しみです!!! (2018年10月15日 22時) (レス) id: 173ae5ab39 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - あー胸が苦しくて毎回読むたびに心臓バクバクしてます!この後も楽しみにしてます! (2018年10月14日 8時) (レス) id: eb27484988 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - どうしてこんな風になっちゃんたんでしょうね 誰も悪くないしみんなずるいと思うし。いつのまにか強い女性になっていた主人公ちゃん。更新楽しみにしています (2018年10月11日 20時) (レス) id: cec7d133e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:∞くらゆい∞ | 作成日時:2018年10月9日 19時

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