3.忠義くん ページ3
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「すみません、…やっぱ、」
横『うん。帰り。こんなんあかんで』
横山さんが優しく笑ったのを見て、そうか...軽い気持ちでこんなのしちゃダメだ...結局すぐ帰宅。
「ただいま帰りました…」ぼー。っとしながらソファに座るけど横山さんに抱きしめられた感覚が抜けない。ベッドに倒された感覚も。
「……はぁ…」
なんか身体がしんどいな。心も重いな。
大『A』
「ああ…忠義くん。居たんですか。」
お風呂上がりの忠義くんが、不思議そうな顔をして私の前に立っていた。
大『早かったな』
「はい…」
横山さんに触られたところ。自分の手でさすってる…
大『…どこいってたん？』
「…はい…」
大『A、』
忠義くんに話しかけられているのに、横山さんの声が耳に残ってる、なんでだろ。
大『どうしたん？』
しゃがんで私に目線を合わせ、ぎゅ。と私を抱きしめた。
大『誰んち行ってたん？』
「え。」
『このシャンプー、どこの』鼻がいい忠義くんはそんな質問をした。「花陽の家の」あれ？なんで嘘ついたんだろ。…じっ。と私を見つめる忠義くんのブラウンの瞳。
『そっか。』
「はい。」
私だってモテるってとこを見せつけるにはどうしたらいいんだろ。そのために横山さん家に行ったのに…花陽のところに行ったなんて言ったら意味ないじゃん。そんなことより今は…横山さんにさっき触られたとこがジンジンするんだけど、これはなんでだろう。
なんか…違う世界みたい。たった一二時間前居た世界から、一気に飛ばされて今は、180°違う世界に居るみたいな…。この感じ、なんだろう…。横山さん...
大『今から横山くんとすばるくんとご飯行かへん？』
「え…？」
なんだそのメンバーは。気まずすぎる。横山さんさっき会ったばっか。というか、忠義くん…
「横山さん居ていいんですか？」
大『え？なんであかんの？』
「…え………」
忠義くんにとって横山さんはちょっとライバル的な存在だって言ってたじゃない。だから横山さんがいるといつも私を"自分の"って感じを出して、
"『行かんといて』"とかそうゆうこと言ってたのに。何？もう平気なの？そうなの？…忠義くんから横山さんが居る席に誘われるなんて思ってなかった。
大『俺行くけど…』
「…行きます」
大『ん。』
最後の砦も破られたの？
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ふみ(プロフ) - 号泣…… (2018年11月21日 10時) (
レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - なんだか、切ない展開なのですか？？もう、泣いてるんですけど……(；＿；) (2018年11月21日 7時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - いつも楽しみにしています！でも、読む度ドキドキしてます！ 毎日の更新がすごく楽しみです！！！ (2018年10月15日 22時) (レス) id: 173ae5ab39 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - あー胸が苦しくて毎回読むたびに心臓バクバクしてます！この後も楽しみにしてます！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: eb27484988 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - どうしてこんな風になっちゃんたんでしょうね 誰も悪くないしみんなずるいと思うし。いつのまにか強い女性になっていた主人公ちゃん。更新楽しみにしています (2018年10月11日 20時) (レス) id: cec7d133e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年10月9日 19時
