プレゼン……？�� ページ16
.
最後の阿部ちゃんの撮影のあと、私も阿部ちゃんと一緒に当初の部屋へ戻ることに。
「みんなのプレゼンどうだった？」
「個性が出てて面白かったです。楽しみにしててください！」
「お題出て割とすぐ説明するのむずかったな。自分何言ってんだろうってなったし。楽しみだー。」
そう言ったあと、立ち止まった阿部ちゃん。どうしたのかな、私も立ち止まって阿部ちゃんの方を見る。
「ねえ、Aちゃん。」
「な、なんでしょう？」
「……賢くて、うーん、真面目で一途？たまにドジだけど。……どう？」
えっと？
突然の謎アピールに目をぱちぱちするしかない。
阿部ちゃんのほうが余裕で背が高いはずなのに、なぜか上目遣いされてるように見えるんですけど。
それにちょっと頭コテンとさせてるし。これは何、あざとい警察さん！一旦逮捕して事情聴取を……！
「10秒でプレゼンしてみたよ、オレのこと。あはは、ぽかんとしてかわいいね。」
「か、かわいいのは阿部ちゃんのほうです！」
何だ突然……！照れ隠しに再び歩き出す。
そんなつもりはないんだろうけど、自分のことをプレゼンするってお見合い？って思っちゃった。天性のアイドルだから自己アピールがお上手。
こんないい人お見合いに現れたら即結婚するわ。そんなことありえないけど。
「自分のことってお題あったら楽しそうだなって今思って。めめとか翔太とか気にならない？佐久間はすっと出そうだけど。」
「あー、なるほど……。」
「今度雑誌の取材で自分のモテポイントっていう質問あったからちょっと考えてたんだよね。」
「……ありましたね、そういえば。」
阿部ちゃんはただ単に他の人の回答が気になってて、雑誌の取材でその質問があったから考えてただけ。それはもうお見合いとは程遠い。
私の中で勝手にお見合いで盛り上がって誠に申し訳ない……。
「なんか勘違いしてました、すみません。」
「勘違い？」
「は、恥ずかしいから言えないんですけど！とんでもない勘違いだったので。」
「……なるほど。言わなくていいよ、オレとしては嬉しい勘違いな気がしてきた！じゃ、入ろっか。」
阿部ちゃんの嬉しい勘違い？それはそれで何なのか気になるんだけど……。もうみんながいる部屋に入っちゃったから聞けない。
その後の撮影中、どういう意味なのか気になってしかたなかった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
とある雑誌の記事参考にしました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1020人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みどりの(プロフ) - 七桃さん» ありがとうございます！ゆり組のお話も作成予定なので少々お待ちください…！ (2023年2月6日 23時) (
レス) @page3 id: 0b83348cef (このIDを非表示/違反報告)
七桃(プロフ) - 続編おめでとうございます！！これからも読ませて頂きます〜〜！♡ 舘様やゆり組絡み好きなので嬉しいです(笑) (2023年2月6日 21時) (レス) @page3 id: 224ce8b2d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みどりの | 作成日時：2023年2月6日 21時
