にかちゃんだよ〜とは言えない③ (ページ20)

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君へのプレゼントページ20

sideむかい

「さて！Aさんの誕生日が近づいてきたわけですが！」

「こーじくん、メンバーのときより張り切ってない？」

「やーなんか頑張らなきゃって思うんよ。」

「照れてるーかわいいー。」

話し合いの初っ端からラウールにめっちゃいじられとるやん、オレ。でも仕方ないんよな、ほんまに張り切ってるから。

SnowManからのAさんへの誕生日プレゼント何にしよってなって、プレゼントするものは代表者で決めよってことで、オレとラウールになったわけやけど。

普段メンバーへのプレゼントを決めてる(ほしいものリサーチするというのが近いかな)のはオレなんやけど、Aさんのってなると余計力が入るというか。

今回はラウールも一緒に選んでくれることになって、ほんまかわいいねんな。プレゼントとはなんの関係もないんやけどね。

「これからの季節に使えそうなものとか？」

「オレ個人的には自分では買わないけどもらえるなら使いたいってやつがベストなんやけど、それが思いつかんのよ。」

「あーわかる。そういうのは嬉しいよねー。」

オレの路線、ラウールも分かってくれたみたいでだとすれば何かなーと視線を斜め上に。わかりやすい考えてるポーズやん。

オレはというとスマホでそれっぽいワードを入力して当てはまりそうなものを探してみることにした。

「お、これええやん。」

「なになにー。」

見つけたのはまさにオレが探していたモノ。「自分では買わないけどもらって嬉しいもの一覧」というそのまんまなページがいくつかあって。

その中でもパソコンカタカタもよくやっているAさんにええんやないかってアイテムがあった。

「え、これめっちゃいいじゃん。オレも欲しいもん。」

「よな？絶対気持ちええよな。このモデルでええかな。」

「うん、いいよ！」

そのアイテムとは目元用のマッサージ機。マッサージの強さが気持ちよくて、殆どの人が眠くなるって説明が書いてあった。

Bluetooth繋げれば音楽も流せるとのことでだいぶリラックス効果あるんやないかなと思うで。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

誕生日当日。

「……すごい、癒やされそう！ありがとうございます！」

「よかったー！ね、こーじくん。」

「うん、ホッとしたわー。」

プレゼント渡したときのAさんの笑顔、めっちゃかわいいやん。顔、赤くなってる気がする、恥ずかしい……。