にかちゃんだよ〜とは言えない② (ページ9)

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紫の人たちページ9

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少クラの1コーナーであるJrにQ。今回は深澤さんが河合さんの相方ということで、私もこの場に同席させてもらってるわけだけど。

「あれ、なんでここに？キスマイは？」

「SnowMan担当になったので……。」

「……あ！忘れてた、ごめんごめん。」

河合さんは私が働く前からお世話になっている。……つまり、私が二階堂高嗣の妹であることを知ってる数少ない人物。

Jr時代の河合さんが二階堂家に遊びに来たことがあって私のことを覚えていて。藤堂と名乗ったのに「ニカの妹」だと見破られてしまったんだよね。

それ以降はにぃにから他言無用として秘密にしてもらってるんだけど。

「あれ、河合くん、Aちゃん知ってるんですか？」

「ニ……キスマイとなんだかんだ繋がりあるから、うちは。それでね。」

セーフセーフ。深澤さんも、あそっか、と納得してくれた様子。

と、このコーナーに登場するJrさん達が到着して。そろそろ始めようということで私は撮影スタッフさんの中に紛れ込んで河合さんと深澤さんも所定の位置について。

……なんかこう見ると、照明のせいか深澤さんの肌がとても白く見える。基本的にインドアで外には出ないらしいからそんなに焼けないんだろうけど、うらやましい。

「深澤さん、どうぞ。」

「ありがとー。」

撮影が終了し、私は深澤さんから預かっていたものを返して。……やっぱり白く見えるなぁ。

「……なるほど、過保護になるわ。」

「過保護？」

「ふっかは気にしなくて大丈夫。……たぶん。」

「え？」

私の方をチラッとみての河合さんの発言。キスマイのメンバーからにぃにが過保護になったことを聞いたようで。

あれ、でもさっきのやり取りで過保護になるって分かる？

じゃあね、と控室に戻っていく河合さん。私と深澤さん二人して河合さんの発言にはてなマークを浮かべた顔をしている。

意味わかった？わからなかった、ってやり取りをしながら深澤さんと一緒に楽屋に帰っていると。

「ふっかさん！おつかれさまっす。……妹さんご同伴で？」

「おつかれー。ってちげーわ！なんでここに妹連れてくんの！」

なにわ男子の高橋さんに遭遇。まさかそんなボケをぶっこんで来る人だとは思わずびっくりしていると。

「じゃあ彼女さん？」

「いやいやいやマネージャー！」

それ以上のボケもぶっこまれた。JGRで仲良くなったと知ってたけど、まさかここまでとは。