にかちゃんだよ〜とは言えない② (ページ39)

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実験体発見？① ページ39

sideふかざわ

ゲーミングルームに入ろうとしたとき。少し開いていた扉から話し声が聞こえてきた。

気にせず入っちゃっていいんだろうけど、会話を中断させたくないって思って一旦立ち止まる。

「キャピ橋くん、この肉まんめっちゃおいしい。」

「でしょ！玉森くんが気に入ってくれたよかったですー。」

「私の分までありがとうございます。」

玉森くんと和也、そしてなぜかSnowManのマネージャーAちゃん。……そのメンバーになぜAちゃん？

仲良く肉まんを食べていて、こちらにも美味しそうな匂いが漂ってくる。

「おつかれさまでーす。」

「お、ふっかー。ふっかの分もあるよ。キャピ橋くんが買ってきてくれたー。」

「どうぞ食べてください！」

オレの分の肉まんがあったのは嬉しい。……んだけど、さっきから玉森くんの和也への呼び方が謎なんだ。なぜにキャピ橋くん？キャピキャピしてるってことだろうか？

「ふっかさん、きょーへいくん見ませんでした？」

「恭平？見てないけど……。」

と、なぜかAちゃんから高橋恭平のことを聞かれる。えっと、なにわ男子のマネージャーだったっけ？オレらのマネージャーだよね？それにいつの間にかきょーへいくん呼び？

いろんなことに脳内で突っ込んでいると。

「すんません！ジュースどれ飲むか迷ってました！」

恭平が現れた。そしてなぜかささっとAさんのもとに行って、何かを手渡している。本当にどういうこと？

すると玉森くんがパチンと手を叩いた。オレも和也も恭平もAちゃんも、一斉に玉森くんを見る。

「それ、ありだね！ガヤに連絡しよ。」

「ありというと？」

「岩本とかラウールにお願いしたやつね。Aちゃんはわかると思うけど。きょーへいにはあとから教えるよ。」

「え、オレ、何やるんすか……？」

ここでなぜか出てくる岩本さんとラウールの名前。メンバーだけどオレにはなんのことやらだ。あとから二人に聞いとこ。

そしてAちゃんは分かるって言うのも何？

「それ、オレもやったりできるやつですか？」

「ふっか？……ああ、ふっかはだめだね。岩本がだめだったから。強力な圧に耐えられるならいいけど。」

「ちょっと待ってください、オレ、何されるんすか！？」

「きょーへいは大丈夫！若いからね。」

「若い……それもそれでどういうことですか玉森くん！」