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踏んだり蹴ったりの1日 ページ2
とある日、休日に会社の上司に呼び出されこう言われた。
上司「…悪いが
会社を辞めてほしいんだ」
突然のこと過ぎて、一瞬固まった。
A「…え？わ、私…何かとんでもないミスしました？」
上司「あ、い、いや、それは全くもってない。ただ…」
A「ただ？」
上司「…
君、うちにいて楽しいか？」
A「…はい？」
上司「新年会、忘年会、社員旅行と各イベントには毎回参加してくれるが
君が楽しそうに笑っている写真が一枚もないんだ。
それに…」
A「それに…？」
上司「君は思ったことは何でも言うだろう？良いことも…悪いことも…。
いや、良いこととは思うんだが、それを快く思わない社員もいてね…」
A「…そうですか
分かりました、お世話になりました。」
私は別に仕事が楽しくなかったわけじゃない。
イベントだって心から楽しかった。
帰り道にその愚痴を恋人に聞いてもらおうと電話したら
恋人「…A、俺たち別れよ？」
A「…は？」
恋人「だってA、俺といてもちっとも楽しそうじゃないし、プレゼントあげても喜ばないしそれに、俺の前で一度も笑ったことも泣いたこともない…
もうさ…
お前が分かんない…！」
これが恋人との最後の電話
踏んだり蹴ったりの1日だ
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作者名：遥 詩子 | 作成日時：2016年10月29日 12時
