お心が広いのね、陸奥くん。 ページ9
文系校舎と理系校舎を繋ぐ渡り廊下を歩き、
響と陸奥は上機嫌におしゃべりしながら生徒会会議室に向かっていた。
前を見れば、帆風親衛隊のお姉様方が今日もキャッキャしながら帆風の話をしていた。
なんと微笑ましい光景。
二人は爽快な気分で会議室に足を踏み入れた。
「むっち!おっせーよ!!・・・あれ、響がいる」
「いちゃ悪いか?市形くん」
「お前まず生徒会じゃねぇじゃん」
「お堅いわ〜・・アンタもうちょっと頭柔らかくしなさいよ」
「うるせぇ」
「まぁまぁ・・wほら、啓太。パンとジュースあるよ」
「ん、ごくろーさまでしたっ」
「はいっ」
どうして陸奥くんはパシられてるのに、お礼を言われるとこんなにも顔が緩むのでしょうか。
どんだけ心広いんだい、陸奥くん。
「よし、みんなの分のパンとジュースも置いたから。行こっか、響」
「どこに?」
「響のジュース買いに」
「あぁ、マジで買ってくれるんだw」
「学校の自動販売機は安いからね、お財布に響かなくて嬉しいわw」
「そっか。じゃあ、お言葉に甘えさせていただくぜ!」
「はーい」
二人でもう一度会議室を出ようとしたそのとき、前から天使が舞い降りてきた←
「要様!!!」
「あ、陸奥くん」
「え?!シカト?!ねぇ要様!!シカトですか?!」
「・・・『様』やめなさい」
「ハイ、すんません要ちゃん・・」
「よし」
「要ちゃん、これからどこか行くの?」
「陸奥くんこそ、どこいくの?」
「俺は響に荷物持ってもらったから、お礼にジュース奢ろうと思ってたところ」
「そうなんだ!ちょうどいいや、僕も一緒に行っていい?」
「要ちゃんもジュース?」
「違う違うwノート提出しはぐっちゃって、出しに行こうと思ってたんだ」
「そっか!じゃあ一緒に行こう!」
「うん」
要ちゃんが加わった事で、響の目は完全にハートだらけになった。
だが要ちゃんは華麗なるシカトで、響を完全スルー。
いいんだ、要ちゃん。
それでも喜んでるよ、アイツは要ちゃんにならドMにもなれるから。
我慢の限界。モウダメダァー(ノд`)→←パシリです。ドーモ
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響(プロフ) - 知由さん» ご指摘ありがとうございました。すぐ外します。 (2013年4月3日 21時) (レス) id: 925ca6d57c (このIDを非表示/違反報告)
知由(プロフ) - この作品がオリジナル作品のランキングに入っています。オリジナルフラグを外してください(オリジナルフラグさえ外していただければこのコメントはレス無しで削除していただいても問題ありません) (2013年4月3日 18時) (レス) id: b7b8569e96 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 血凪魅(ちなみ)さん» ありがとうございます! (2012年11月25日 11時) (レス) id: 15ee2a3f61 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 血凪魅(ちなみ)さん» 特に固定している物はないのですが、しいて言えば御利さんですね。 (2012年11月13日 22時) (レス) id: 15ee2a3f61 (このIDを非表示/違反報告)
血凪魅(ちなみ) - 誰が主人公デスかー? (2012年11月13日 21時) (レス) id: 5b8bba0446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:響 | 作成日時:2012年6月30日 17時