パシリです。ドーモ ページ8
「あー、お腹いっぱいだなぁ〜ｗ」
「まだ言ってるのー？」
「だってさ、コレはオイシイでしょうにｗ」
「あぁ、そうだねｗ」
店長と会ってから二日が過ぎた今、
屋上でケータイを眺めながらニヤニヤする響のもとへ
今日も元気にパシられた聖司が両手にビニール袋を下げながらやってきた。
響のケータイ画面には、顔を真っ赤に染めながらおどおどしている要ちゃんと、
そんな要ちゃんに構わず、ニッコリと笑って要ちゃんの肩に腕を回してピースする店長の写真が映し出されていた。
響にとっちゃぁ、この写真は家宝級のお品ですの。
「聖司、一つ持つよ？重いっしょ？」
「いいよいいよｗ響は女の子なんだからｗ」
「『女の子』ねぇ･･･。それは帆風親衛隊のお姉様方のような人たちを言うんじゃないのかい？陸奥くんや」
「響だって女の子じゃん」
「私は女に値するほどの女子力持ってないデスヨ。残念ながら」
「そーかな？俺は帆風親衛隊のお姉様方のように『女の子女の子』してる人より、響ぐらいサバサバしてるほうが好きだなｗ関わりやすいしｗ」
「もー、聖司は物好きなヤツだなぁｗｗ」
「いいじゃんｗ」
「んま、とりあえず一つ持たせてよ!私だって、パシリの一人みたいなもんなんだからさｗ」
「じゃ、軽い方をお願いしますｗ」
「りょーかいｗ」
そういって陸奥が差し出してきたのは、紙パックのジュースが五個しか入っていない袋。
そっと陸奥のほうを見てみると、右手に山盛りパンが入った袋があり
左には、これまた大量のジュースが入ったビニール袋が一つ。
響は無言で陸奥から大量に入ったパンの袋を奪い取り、自分が持っていたジュースの袋を代わりに持たせた。
「いいって。重いでしょ？」
「なーに言ってんの!アンタのほうが断然重そうだったっての!」
「でも･･」
「いーんだって!パン軽いから平気平気ｗ」
「ありがとね」
「いーえ!お礼はジュースでいいからさｗ」
「はいはいｗじゃあ、行こっか」
「おーよ!」
響はワリと、こうやってパシリ二人で生徒会メンバーを訪問しに行く間の時間が好きだったりする。
仲のいい陸奥と一緒にいるのが、大好きなのさ。
「なぁーんで聖司はモテないんだろうねぇー？」
「ウルサイよ？」
「顔はいいのに〜･･･。やっぱ、残念だから？不運だから？」
「やめて下さい･･･地味に傷つきます･･･」
「ゴメンゴメンｗ」
そんなしょげるな、陸奥くんよ。
お心が広いのね、陸奥くん。→←れっつ ポジティブ しんきんぐ!!
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響(プロフ) - 知由さん» ご指摘ありがとうございました。すぐ外します。 (2013年4月3日 21時) (
レス) id: 925ca6d57c (このIDを非表示/違反報告)
知由(プロフ) - この作品がオリジナル作品のランキングに入っています。オリジナルフラグを外してください（オリジナルフラグさえ外していただければこのコメントはレス無しで削除していただいても問題ありません） (2013年4月3日 18時) (レス) id: b7b8569e96 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 血凪魅（ちなみ）さん» ありがとうございます! (2012年11月25日 11時) (レス) id: 15ee2a3f61 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 血凪魅（ちなみ）さん» 特に固定している物はないのですが、しいて言えば御利さんですね。 (2012年11月13日 22時) (レス) id: 15ee2a3f61 (このIDを非表示/違反報告)
血凪魅（ちなみ） - 誰が主人公デスかー？ (2012年11月13日 21時) (レス) id: 5b8bba0446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響 | 作成日時：2012年6月30日 17時
