我が愛しきブルマニア☆ 〜ブルマニア中毒者のカオス物語〜

陸奥くんのオシゴト ページ6

「店長店長!!これから時間ある?!」
「あるけど･･、ナニ？どっか付き合って欲しい所でもあるの？」
「ファミレス!ファミレス行こうよ!!」
「かはっ･･･!!!!」
「わーわー!!響!!!血!血!!」


こんなオイシイ画にあんな可愛い天使がお願いしてきたらもう･･･
自分じゃなくても吐血してしまう響だった。
自分だったら･･なんて考えたら
輸血パックが何個あっても足りる気がしない。
そんな血噴出し気味の響を支えたりするのは、響と仲の良い陸奥の役目。
常にティッシュを持って歩かないと、大惨事になる。
ああ、コワイコワイ･･･


「もー、大丈夫ー？」
「ブフッ･･･、ら、らいじょうぶれすっ････ズビッ、･･っはー。スッキリ」
「スッキリしてよかったね!」
「おう!聖司ありがとう!」
「いーえ」

「ねーねー、店長行こうよ〜」
「なーに？要は俺と一緒に行きたいの？」
「････そうやって言わせようとする･･･」
「どうなの？おしえて？」
「ブゴッ････!!!」
「わ゛ぁああああ!!!響ぃ〜〜!!!!」


店長は無自覚のS。ぶっちゃけると、ドS。
要ちゃんは、基本SよりのNだが、
店長といるときはデレデレ。なろうものならMにもなれるスグレモノ少年。照れながら口ごもる要ちゃんと、それをニヤニヤしながら眺めて責める店長は
響を爆発させる最強の武器であった。


「血!!!響怖ぇよ!!!」
「･･･きったねぇ〜･･･」
「･･っんだとゴラぁああ!!ズズッ･･、准んンン!!!」
「わぁぁあ〜〜!!ゴメンナサイゴメンナサイ!!頼むからこっち向くな!!怖い!!汚い!!」
「犬飼!!ビビってないで御利を止めろよ!!」
「だ、だって会長･･･!!今の響、血だらけで怖ぇんだよ!!!」
「陸奥!!ティッシュはまだか?!」
「なくなっちゃったよ!!!」

「「ふざけんなよ!!」」


･･･ス、


「も〜、ハイ御利ちゃん。貧血にならないようにね？」
「･･ッズ･･、帆風くん、ありがど･･。さすがプリンス･･･」


キラキラの王子様スマイルで響に差し出すティッシュは、
お金持ち丸出しのお高そうなティッシュ。
響は遠慮する気もなく、ババババ!!と取っては血を必死に止めた。


「あーあ、帆風のお高いティッシュもああなっちゃな〜･･･」
「可哀想に･･･」


･･･だが、


「っはー･･。マジスッキリ。」


本人にはもったいない意識は全く無いようだ。
陸奥が持つ袋には、血濡れのティッシュの山が出来た。

れっつ　ポジティブ　しんきんぐ!!→←響&要ちゃん的王子様

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革ベルト

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