我が愛しきブルマニア☆８ 〜おまいら頭大丈夫か？〜

もー･･･、この人の演技力には完敗です･･･orz ページ39

「要様っ･･!!!」
「････響、･･コッチ向いて･･？」
「は!?」


「んむっ･･!?」


こ、この天使････!!
なんかちゃっかりチューする体勢に入ってますよ!?
私の顎に指なんかかけちゃってますし･･･!!


「あ、あのっ････要様･･」
「･･･カオ、･･赤い」


･･ったりめぇだぁああ!!!
至近距離で天使様のお顔があればそりゃ顔だって赤くなるわ!!


「目、閉じて？」
「はいぃ!?」
「いーから」
「無理ですよ!!何言ってるんですか･･!!」


「･･大丈夫、フリだから。」


少し震えた声でポソっと私に伝える要様。

いやいやいや、フリでもなんでもいろいろやばいですからね？


「･･っ〜〜〜〜〜!!」
「･･そのまま、動かないでね。」


要様が顔を近づけて、私のおでこに自分のおでこをゴチ、とぶつけると
ブルマ少女達は立ち去って行く。


･･･この人、本当に演技がお上手で･･･


「･･行ったよ。」
「･･はい･･･」
「カオ赤い････」
「そりゃそうですよ!!」

「･･ごめんね」


さっきの甘ったれモードにすぐ切り替わり、
またもやポロポロと泣き出した。


器用だなぁ貴方様は!!!


「もー･･可愛すぎますー･･･」
「ふっ･･ぇ･･･」
「･･いっぱい泣いてくださいね。」
「んっ･･･」


甘ったれモードだと、きゅぅぅっと、少し弱めの力で必死に抱きついてくるから
余計可愛くて悶え死ぬ←


「･･･へっくしょぃ･･!!」
「･･風邪ッ･･･ﾋｯｸ･･･？」
「あー･･さっぶ･･。上着着てないせいです･･」
「ちゃんと着て･･･？」
「はい･･･」


あぁあ･･、
店長の上着が無かったら私どうなってたんだろうか･･･。
考えるだけで恐ろしい。


「このままじゃ、要様も風邪を引いてしまいますね･･･」
「ん･･･」
「もう、中はいりましょっか。」
「･･･やだっ、まだ行きたくない･･･」


「じゃあ、パパさんのところ行きましょう。あそこは温かいはずですｗ」
「･･いくっ･･･」


私は冷え切った足で踏ん張りながら立ち上がり、
要様の手を引いて保健室ヘ向かうのです。

☆読者様へ。必ず読んでください。大切です☆→←うん･･。心臓に悪いよ･･

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す