あの場所で、もう一度 。

2、絵描きとドクターの出会い。 ページ5

次の日。

昨日そのままオンラインゲームでパラドと遊び(パラドのおかげでほぼほぼ勝った)、イラストを仕上げていたため、少し寝坊した。

まあ私はいつでも出勤していいと言われているから大丈夫なはずだけど。


『 くろっ… 』


おっと社長室にたくさんの先客がー！？

白衣着てる人もいれば黄色のなんか羽織ってる(？)人もいるしよくわからん組み合わせだなー、と思い、いつも授業を受けるために使ってる私の部屋へと退散した。

なんかレベル3のガシャットが、とか言ってたから…多分、聖都附属大学病院の人たちだろう。


一旦廊下に出ると、黄色のなんか羽織ってる人と、 白衣の人たちが出てきた。

私は目をかいくぐり社長室へ。


『 黎斗さーん！ なんのお話してたんです…か… 』


今の状況を説明しよう。

社長室に黎斗さんのみだと思っていた私が勢いよく社長室へ入る→もう1人アロハシャツに赤いレザージャケット？？革ジャン？を着た人がいた→驚きのあまり3人とも固まる←ｲﾏｺｺ


『 お、おじゃましましたー… 』


「 いや、いても大丈夫だよ 」

黎斗さんがくすくすと笑いながら言ってきた。

アロハシャツの方も笑ってらっしゃる。

『 笑わないで下さいよ…そちらの方は… 』


「 あー、自分 」


振り返って私を見る。


「 自分、九条貴利矢、よろしくな 」


きらきらの笑った顔。




＿＿かっこいい、なんて思ってしまった。

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