柱と焔 ページ10
「あらあら、仲がよろしい様で」
ふと背後から、そう言う声にびっくりして
振り返る。
そこには蝶の髪飾りをした美しい女性が居た。
確か、この人は蝶屋敷…の人、だったかな。
てか、ここ多分病院に近い施設だよな!
騒いじゃ駄目じゃねぇか!
「あっ、えっと騒いで済みません!」
と、一応謝る俺。
「いえ、今日は怪我人があまり居ませんから
大丈夫ですよ。私は蟲柱、胡蝶しのぶと申します」
「あ、俺は焔雷と言います」
そう言ってぺこりと頭を下げた。
「あ、そうだ善逸さん、彼女をお借りしても?」
「ほ、焔雷さんは鬼じゃないです!!」
おい話かみ合ってねぇぞ…。
「俺は予定ないから大丈夫なので…善逸、
任務あるんじゃないか?」
「う“っ…でもっ」
「善逸さん、しつこい男は嫌われてしまいますよ?
…それに任務を無事にこなせば、もしかしたら
彼女からご褒美、もらえるんじゃないでしょうか」
「っっっっ!!!行ってきまぁす!!」
善逸は何を言われたのか、脱兎の如く目の前から
居なくなった。
すげぇな、蟲柱…様。
「では、行きましょうか焔雷さん」
「は、はい」
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作者名:徒花(腐女子) | 作成日時:2023年4月8日 23時