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山奥から街へ降りる。 ページ8



「…すげぇな」

思わずそう呟く。
山から降りて、街…に来た。
割と人が多く、活気に満ちている。
にしても鬼殺隊の…基地?みたいな所?に
どうやって行くんだろうか…とか考えていると。
「ああぁのっ、ほっほほほ焔雷さん!」
「…どうした?」
「お、俺と、少しまっ、街を、さんっさく…
しませんかっ!」
「別にいいけど…俺が目立たないか?」
「だだだいじょうぶ!!俺が守るから!!」
その言葉に少しドキッとして、顔を背ける。
な、なんだ?心臓が、急に…っ!
…大丈夫だ、落ち着け、俺っ…。
「…ふぅ、まぁとりあえず、行こうぜ我妻」
「善!逸ッッ!!!」
「わ、悪い、ぜ…善逸」
「ッッッッ今すぐにでも死ねそう!!!」
「んなっ、ばか死ぬんじゃねぇ馬鹿!」


そんなこんなで、とりあえず鬼殺隊に入隊する前に
遊ぶ…?まぁ散策って、遊ぶ事だよな。
遊ぶ事にした。
先ずは目に入った団子屋に入り、団子を買う。
…ん、おいしぃ…。
「…あ、あのさ善逸」
「んむ…ど、どうしたの?」
「何で善逸は鬼殺隊に入ったんだ?」
「…あー、えぇ…っと…さ…その、俺がへまして
作っちゃった借金を、育手の爺ちゃんに肩代わりして
もらったから…恩返し、に…」
茹で蛸みたいにもじもじしながら言う善逸に
俺は少し引き攣った顔をしてしまった。
「お、おぅ…そうか」
「おっ、俺も頑張ってるんだよぉおお!?
ほんとはこんな怖くて死にそうな仕事したくないし!!!
…技も一つしかできないし…」
そう言うなり、善逸はしょんぼりと顔を伏せてしまった。
「…その、技とか、育手ってなんだ?」
「あ、言い忘れてた!育手は鬼を狩る為の技を継子
って言う…俺みたいな人達に教える人の事で…技は
全集中の呼吸って言う鬼と戦う為に必要な
基礎的な物で…」
と、善逸の説明を聞きながら、団子を食い終わった。
「…そうか、大変そうなんだな」
「うん!!!そう!大変!!…でも、」
「? でも…なんだ」
「…いつか、いや今焔雷さんを守れる様に、
強くなるのも悪くはない…かなって」
「っ…そ、そうか」
「ちょちょちょ、何で顔背けるの!見せてよ!!」
「へ、変な顔してるからっ…無理」
「なんでェェエーーッッ!!」「うるさい!」

鬼殺隊に入隊→←山奥にて 六



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作者名:徒花(腐女子) | 作成日時:2023年4月8日 23時

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