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これは、ただの我が儘だ ページ11



ん?てかご褒美って勝手に決められてたけど…
まぁ、うん…奢るくらいはできるか。

それから、蟲柱…様に色々質問されたり、
能力を見てもらったり、血を抜かれたりした。
その中で、一つ。
「…焔雷さんは、何故鬼殺隊に入隊したのですか?」
「…そう、ですね…俺は、まぁ見てもらった通り
人じゃないんです。見様によれば、鬼と変わりません。
…もし、出会ったのが我妻じゃなかったら、
俺は人を殺してしまっていたかも知れない。
今だって、落ち着いてはいるけれどもしかしたら
歯止めが効かなくなってしまうかも知れない」
「…確かに、貴女の能力は不安定です。
ですが、この鬼殺隊で徐々に慣らせば…」
「…でも、暴走する可能性もある。俺の我が儘ですが、
その時は…俺を殺してほしいんです」
蟲柱様は、驚いたような顔をした。
「…それは」
「我妻に誘われた時はあまり考えてませんでした、
考えないようにしてました。俺だって、まだ、
死にたくないです。けど人を傷付けるくらいなら
死んだ方がマシだ、そう思ったんです…本当に、
死ねるか分からないし単なるご迷惑でしかありませんが…」
「…貴女は、貴女なりの覚悟を持っているんですね」
そう言って、蟲柱様は悲しそうに笑った。

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作者名:徒花(腐女子) | 作成日時:2023年4月8日 23時

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