山奥にて ページ2
悲しかった。
どうしてそんな酷いことばかりするのか、
理解できなくて。
だから、あたしは。
「っ…身体、痛ぇ…え、何だ…?何処だ、ここは…」
痛む身体を無理矢理起こし、周りを見渡す。
…森?いや、山っぽい…か?
てか、ちゃんと暗いはずなのに何ではっきりと、
普通に見えてるんだ…?
………これがあの人の言ってた、あれか…。
まぁ、兎に角今は…いや、勘で町に下りた所で
俺の見た目じゃ怪しいだろうし…。
と考えて、はたと気付いた。
てか何処だよ!?
…ん?何か、ポケット?に入ってる。
えっ、あ、スマホ?つってもこの山の中で…
あれ、うわ明るっ!文字が…。
いきなり明るくなって目がチカチカしたが、
取り敢えず電波が繋がってる?らしいそれに
書かれている情報を見てみて俺はひっくり返りそうになった。
「は、え…大正時代ぃ!?」
しかも鬼?鬼殺…隊?とか、居るらしい…。
にわかには信じがたいが、まぁ、あんな事もあったし、
てか此処は異世界だから元の世界の常識?とか
通じなさそうだしな。
まぁ日本ではある様で、言葉は多分通じる…筈。
それに俺は多分鬼側として認識されそうだしな…。
…どうする、俺。
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作者名:徒花(腐女子) | 作成日時:2023年4月8日 23時