推しに勝てるわけないでしょ【宮侑】

44 ページ45

.


侑「…行くで」

『うん、』



10分程時間を貰えたので体育館へ行き最後のジャンフロ練習をすることに




『っわ、』

侑「完璧に仕上がったな」

『凄いよ！これで次の大会は二刀流だね！』

侑「…透のおかげや。俺1人やったら出来んやった…ほんまに、ありがとう」




侑は深々と頭を下げた




『…私の方こそありがとう』


侑「ふは、なんで透が感謝してんねん」


『いいから聞いてよ…最初はただ、推しと似てるってだけの喧しい金髪イケメン野郎だって思ってた』


侑「褒めんならちゃんと褒めろや！」


『ふふ……でも、一緒に練習して他愛もない事話して…侑といられたこの2週間、凄く楽しかった』


侑「…」




離れるのが惜しいね…侑は目に涙を溜めていた




侑「ちゃんと言えとらんかったから言うけど…俺透の事ほんまに好きや」



『…うん、』





半年…


その頃まで侑が私を好きでいてくれる保証はない





『侑』



侑「なんや」







だから…ちょっと意地悪言っても良いよね？








『推しに勝ちたいなら必ず春高に出て…勝ち進んで。じゃないと一生マサヤ君には勝てないよ？』








私は侑が好き




半年後、春高に稲荷崎が出場出来たら








侑「…行くに決まっとるやろ。必ず俺の方が好きって言わしたるから覚悟しとくんやな！」





『覚悟しとくのはそっちの方でしょ？』









その時、侑に告白しよう




乙女ゲームじゃ、この流れが盛り上がるでしょ？









治(あいつ言えないだけやのになにドヤっとんねん)

角(ｶｼｬ、半年後これ見せるの楽しみ)

銀(勝手に見て怒られんか？)


治/角(大丈夫、透だし)




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


コメントのお返しします！


〜シズク。@ｲｪｲ！さん〜
ニヤニヤして頂けましたか！是非爆発して下さい！w
そんな前から見ていただいてたんですか…嬉しいです！最後まで大爆発してもらえる様頑張ります！

45→←43

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す