推しに勝てるわけないでしょ【宮侑】

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誰もいない食堂

ちょっと休もうとしたら眠すぎて動けないでいた

プールに入ったからかな、いつにも増して眠気が半端ない

ちょっとはしゃぎすぎた…



黒「透ちゃーん？ちゃんと部屋で寝なさいな」

『…zzz』



黒「起きないと襲っちゃうけど」

『ぶわぁ！』

黒「おぉこれまた豪快」

『お、おはようございます…』

黒「おはよ、寝跡ついてるよ？」



襲っちゃう発言で眠気が飛んだ

黒尾さんってこーゆう所あるよな…


立ち上がると黒尾さんに腕を掴まれた



黒「聞いても良い？」

『どうしました？』

黒「透ちゃんって宮侑の事好きなの？」

『何をおっしゃてるんです…？』

黒「あれ？違う？」

『違うに決まってるじゃないですか！』



黒尾さんがとんでもない事を言うから思った以上に声が出てしまった


この間はキュンとかなっちゃったけどそれもマサヤ君に似てるからであって


好きとかそんなんじゃない


ありえない




『全然！そんなんじゃ！ない！ですから！』

黒「分かった分かったwもう怒らないで、ね？」



頬杖をついて上目遣いで謝る黒尾さん


…北さんもだけどそれ分かってやってるのかな？

いや、北さんは素だけど黒尾さんは狙ってやってるな

乙女ゲーム脳なめんなよ？



『また言ったらもっと怒りますからね？』

黒「うん、わかったww」



ニヤニヤした顔つきの黒尾さん、これ絶対分かってないよな



黒「(なるほどね、)」

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