治のおかげやね【宮治】

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結局スマホは家に置いて部活へ来た


家を出るまで着信は鳴り止まなくて触るのも怖かった



帰る頃には収まってると信じよう…




治「桃花おはよ〜なんや疲れた顔しとるな」


『おはよー、変な電話掛かってきてん』


治「変な電話？なんやそれ」


『なんや"非通知設定"ってのから掛かってきてん、夜中の3時から着信鳴り止まんの』


治「…それ警察に相談した方がええんちゃう？」


『んー…まあそのうち収まるやろうし。治に聞いてもらったら少し楽になったわ、ありがとう』


治「ならええけど…何かあればすぐ言ってや。黙っとるのは無しやで？」


『おん！』





治とこうして話せるだけで怖かった気持ちも無くなった


さて、今日も頑張ろ！



体育館の扉を開けた




『おはようございます！』


「「「あ、」」」




私と治が体育館に入ると部員達は私達の方を向いては静まり返った


侑や角名、銀と北さん…みんなは何故か目を合わせてくれない




治「なんやツム、今日起きるの早かったな」


侑「…サムちと来い」


治「あ？なんで？」


侑「ええから！」




治は侑に腕を引かれて体育館から出て行った

何があったんだろう…




『なんかあったん？』


角「…」


銀「…」


『え、なに？』




角名と銀は全然こっちを見てくれない


なんで？意味わからんのやけど、




北「…笠原ちょっと外でよか」


『…はい』




北さんの後ろを着いて行き、体育館を後にした

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