治のおかげやね【宮治】

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静寂になる部屋


私は恥ずかしくなり下を向いた


治が今どんな表情をしているか分からない


見たいけどこんな顔見せられないし…


何とも言えない間が続く




治「えっと…え、」




沈黙を破ったのは治


顔を上げて恐る恐る治の顔を見るとなんとも間抜けな顔をしていた




治「……ほんまに？」


『こんなん嘘つかんやろ？』


治「せやな…そうやんな…」





治「よっしゃぁぁぁぁあ！！」




治の雄叫びの様な声に驚き、体がビクッと震えた




治「めっちゃ嬉しいわ！ほんまに…あー！やばい嬉しいしか出てこん！どないしよ！」



治はガタッと席を立って私の横に来た



治「じゃあ今日から彼氏彼女やんな！」


『そうやね、でもほんまに私でいいん？』


治「アホ！桃花以外眼中にないわ！」


『…ふふ、そか…私も治以外眼中ない！』




治はさっきの侑みたいにジタバタと喜んでいた

私も嬉しくて一緒にジタバタする




治「言うとくけど離す気ないからな？」


『治に離れられたら私独り身やから絶対離さないでね？』


治「ふはは、任せとき！」




顔を見合わせて2人で笑い合う


治とこれから一緒にいられる事が堪らなく嬉しい


彼氏彼女か…ヤバいニヤける




『治』


治「ん？」


『…大好き』



治「俺もや…大好きやで」





こうして私と治は付き合う事になった

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