治のおかげやね【宮治】

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花見の次の日、朝っぱらから連絡が来た

差出人は魁斗さんから



魁斗3月27日って空いとる?



『(3月27日って…)』


その日は私達が付き合った記念日だ


遊んでたのは私が悪いけど、別れてるのにこうやって誘ってくるのはもう友達の域を超えている


連絡は返さず部活へと向かった








部活は午前中で終了

備品の整理をしていたら治に声をかけられた



治「なあ笠原」

『ん？どないしたん？』

治「一緒に昼飯食いに行かん？」

『ええよ、じゃあ着替えたら校門で集合しよか』




約束した後マネージャー室に入りその場に座り込む

昨日のサプライズおにぎりの事もあり、治を見ると胸が苦しくなった



『はぁ』



気持ちを切り替え、校門へ向かうと既に治がいた




治「ラーメンでええ？」

『ええよ！お腹空いたわ〜』

治「俺も腹減り過ぎて死にそうや…」

『大盛りにチャーシュー丼も食べようや！』

治「あかん想像したらどんどん腹減ってきた…腹がもたん！」

『あ、ちょい待ってや治ー！』




治は目をギラギラさせながら歩き始めた


本当ご飯好きなんだなww







お店に到着するや否や、即座に食券を買いご飯が来るのを待つ




「『おぉ〜』」



目の前には透き通った汁に細い麺、そしてゴロゴロと乗ったチャーシュー丼



「『いただきます！！！』」



私達はガツガツと食べ進めていき、あっという間に完食した

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