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貴方side


体育祭が終わると悟さんは東京へ帰って行った

寂しくないと言ったら嘘になる

でも、今は悟さんがいない寂しさより


角「魅音、風呂入ってきな」
貴「あ、うん」


"大切な人"



凄く気になる…なんで私なんだろう

気になって仕方がないが聞く勇気はない

お風呂に入って気になる想いを流した



お風呂から上がると倫太郎はソファで寝ていた

私は倫太郎の横に座る


貴「(ねえ、倫太郎にとって私は何?)」


倫太郎の寝顔を見ながら思う

私は来年にはここにいない

だから、伝えちゃいけないんだ

でも同じ気持ちだったら



貴「_嬉しいのにな」ボソッ


小さく呟く





貴「っ!?」


突然腕を掴まれた

倫太郎に


角「何が嬉しいのにな…なの?」

貴「寝てたんじゃないの!?」

角「魅音が横に座った時に起きた」

貴「狸寝入りかい…」

角「で?何が嬉しかったのにな、なの?」


倫太郎は真っ直ぐ私を見つめる





私は"倫太郎が好き"



だけど、言えない








貴「倫太郎、私ね、」



貴「春にはここを離れるの__」




この想いは伝えちゃいけないんだ

。→←。



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作者名:ぶり | 作成日時:2021年3月3日 2時

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