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。 ページ17
貴方side
貴「私、私ね…来年にはここを離れるんだ」
侑「…え」
貴「元々すぐ帰る予定だったんだけど1年間だけ時間をもらえたの。来年の春には東京に帰る」
侑「そない急に言われても…」
侑は驚いた顔をしていた
貴「倫太郎には体育祭の日に言ったんだ…それからは上手く話せてなくて…侑も、ずっと言えなくてごめん」
私は頭を下げる
侑「…俺は、大丈夫や。でも、魅音」
貴「なに?」
侑「魅音は…角名の事好きなんやろ」
貴「!!!」
なんで侑がそれを
貴「…なんで」
侑「見てたら嫌でも分かるわ、角名とおる魅音は幸せそうな顔しとったからな」
貴「そ、うなんだ」
そんな顔、してたんだ
自分でも倫太郎と話す時は自然に笑える事が多いとは思っていた
侑「…好きって伝えたんか?」
貴「っ!」
侑「まさか…伝えとらんのか?」
貴「だって、」
伝えたところで、倫太郎の隣にはいられない
それに私がいたら倫太郎を傷つける事になる
だったら伝えないほうがいい
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作者名:ぶり | 作成日時:2021年3月3日 2時