化け物は暖かさを知る2【角名倫太郎】 (ページ48)

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侑side

貴「侑のお弁当はこれ！」

魅音は1人1人に違う種類の弁当をくれた

俺のは生姜焼き弁当だ

侑「あんがとな、魅音！」
貴「いいえ～！暑いからちゃんと水分も取ってね」

そう言いスポーツドリンクをくれた

弁当はめちゃくちゃ美味しくて、直ぐに空になってしまった

侑「ごちそうさん！」
貴「ふふ、お粗末様でした」

魅音は嬉しそうに笑った

五「お菓子もあるよ～これ！みつあんず！」

さとるんがくれたのは駄菓子屋に売っとるお菓子

五「はーい！これ皆の分ね～」

俺らにみつあんずを分けてくれた

袋の中に入った杏を取り出し食べる

侑「あっま！！」
五「このくらいの甘さがちょうど良いんだよ～」
侑「さとるん甘党すぎんか…」
五「普通じゃない？」

侑可笑しいよ？とさとるんに言われた
いやいや、限度があるやろ

貴「夏祭りの時もあんず食べたな～あれも凄く美味しかった！」
角「魅音あんず飴はじめてだったもんね」
貴「うん！」

あんず飴初めてとかいう子おるんや
そう思っていると、さとるんが思い出した！と言った

五「夏祭りといえば倫太郎、魅音の浴衣写真凄く可愛かった！ありがとう！」
角「いえいえ、約束ですから」
貴「え！？あれ見せたの！？」

魅音の浴衣、あれは綺麗やったなと思い出す

五「でもさ～2枚目の写真は倫太郎の浴衣が着崩れててビックリしたな～」
角「っ！五条さんその言い方！」
全員「！？」

浴衣が…着崩れ…って！！

侑「角名お前！」
治「許さんで角名…さっきのおにぎり返せや」
銀「どーゆう事や角名！」
角「いや、違くて、」

五「それに"口封じ"って何？僕全然分かんなくて聞こうと思ってたんだ～」

全員「？」

口封じって…何！？
2人に一体何があったんや…！

恐る恐る魅音を見てみると

貴「～～～～」

顔を真っ赤にしている魅音

侑/治/銀「(絶対何かあったやん！)」

まさか…え、でも2人付き合っとらんよな

ほんまに何！？めっちゃ気になる…！

角「はぁ… 魅音が泣いてたから抱きしめて頭撫でただけだよ。侑達には話したでしょ」

あー

侑「そう言うことかいな、早よ言え違いしたやんか」
治「ほんまに。俺はてっきり手出しとるんかと思ったわ」
銀「ビビったー」
五「え、解決してないの僕だけ？」

そうよな、一ノ瀬との件があってすぐ手出すとか角名がするわけ無いよな

侑「(でもそれが口封じってなんで？)