。 ページ3
五条side
魅音の過去を見て、こんなに笑顔な子達は初めてだ
以前にもこんな事があった
魅音が呪術師になってから初めて出来た友達が出来た時
それは魅音が高校1年生の春
僕の都合で短期で地方の学校に転入し、1人でいるのは寂しいだろうから友達でも作れば？って僕が言ったんだ
その後、魅音には友達ができた
元々明るい性格だから自然と人が寄ってくるのだろう
だが、そんな平和な日常は続かず、今回のように呪詛師が絡んできた
魅音の友達が呪いと融合し、それを魅音が助けようとした
"呪術師とはなんだ？その力はなんだ？同じ人間なのか？"
そんな言葉が魅音の心に傷を付けた
僕は魅音の事を知ってもらおうと、その時の同級生達に魅音の過去を見せた
彼等も『魅音を知りたい』と言っていたから
だが、過去を見た後
"気持ちが悪い、魅音のせいで友達が巻き込まれた、今度は自分たちが襲われる"
《魅音に呪われる》
その子達は魅音から離れていった
この出来事があり、魅音は非術師に苦手意識を覚えた
"ただ助けたかっただけなのに…私の気持ちも知らないで勝手な事言う非術師が怖い"
それから、魅音は気持ちを塞ぎ込んでいった
貴『ここにいたら変われる気がするの』
魅音が変わろうとしている、それが嬉しかった
でも、また塞ぎ込んだら魅音が壊れてしまう
彼等が魅音といるに相応しいかを見定める為、魅音の過去を見せた
ここで離れるなら魅音が壊れずに済む。なら今ここで確認したい、そう思ったんだ
3人「魅音の事が大事ですから！」
彼等はそう言った
魅音には、自分を隠さなくても生きていける環境がある
彼等なら、魅音を変えてくれる
そう信じた僕はこう言ったんだ
五「あははは！君達最高だよ！こりゃ心配する必要無さそうだな〜」
魅音、怖がらなくて大丈夫
魅音を信じた彼等を信じよう
魅音は変われるよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぶり | 作成日時：2021年3月2日 5時
