化け物は暖かさを知る2【角名倫太郎】 (ページ2)

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角名side

角「＿＿＿＿＿ん」

五「あ、起きた」
侑「角名大丈夫か？」
治「角名…」

まだ霞んでいる視界に侑と治の姿が見えた

角「うん、大丈夫」

侑「大丈夫に見えへんで…」
治「頬に手当ててみいや」
角「？」

治に言われた通りに頬に手を当てる

あれ、

角「(俺、泣いてる…？)」

涙は止まらずにただ流れ落ちていた

五「大丈夫、魅音の過去を見た人は皆今の倫太郎みたいな反応だから…過去を見てどう思った？」

角「魅音の過去の出来事を見て……悲しくなりました。でも、魅音には暖かい家族がいた。悲惨な結末でしたけど俺はそれが知れて嬉しいと思いました」

五「！そっか…侑と治はどうだい」

侑「びっくりしました。想像を遥かに越えとった感じ…せやけど、魅音にもちゃんと幸せな瞬間があったんが知れて良かった」

治「魅音は今でも自分を責めとると思う…俺は出来る限り魅音の支えになれたらって思いました」

五「＿君たちが初めてだよ。魅音の過去を見て嬉しそうにしているのは」

五条さんに言われ、3人は顔を見合わせる

角「それはもちろん」
双子「やって俺らは」

3人「魅音の事が大事ですから！」

五「あははは！君達最高！こりゃ心配する必要無さそうだな～！」

五条さんは笑顔でそう言った