【刀剣乱舞】ブラック本丸の審神者と刀剣女士 (ページ33)

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二十七話ページ33

その日何があったか俺はよく覚えている。

村正は倒れ、俺達は勝った

けれども残ったのは俺だけであり

他の皆と主は行ってしまった。

主は元の身体に戻れたが元々肺結核を持った身体だ
そう、生きれる訳もなく

「次の主をお願いします」

とだけ微笑んで言い残した。

この事はブラック本丸と化させた蕃神者が本丸を修復し、

刀剣との絆も取り戻して妖刀までもを倒した話として日本中に広まった。

そして今日、この本丸に次の主が来る日である

「ねえ、前の主はどんな人だったの?」

「前の主は…勇ましくてもあり女性らしくもあったとても良い主でした。ですがあの時亡くなられた時は…」

「戦って死んだ…かっこいいじゃない！」

「え?」

「私もそんなかっこいい蕃神者になりたいよー…尊敬する」

「本当にあの方は良い人でした」

「ブラック本丸の蕃神者って悪い人だとずーっと思ってたけどこの話聞いたときに変わったよ。だから私も蕃神者になった…だから、私も強くなるこれから、よろしくね！」

俺は微笑んで返した。

「主命とあらば」

これは自身の本丸をブラック本丸と化させた蕃神者の話