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十六話 ページ21
治療方法は薬の投与
「はあ…」
「主?」
「清光に会いたいなあっ…て」
長谷部はそうですかと微笑む
「失礼します」
と先生が入ってくる
「どうしました?」
「貴方は1度血を吐いていますね?」
「はい…まあ…」
「治るかどうかは微妙ですが…確か蕃神者の家系…」
「え、まあ…」
「ならば回復するかもしれない…けれどできるだけこちらでは全力を尽くしますが治らずに…」
ぐっとこらえた顔でしみじみと先生は言う
「主はぜーったい回復する!ねっ主!」
香はニコニコしながら私を励ましてくれる
「はい!絶対回復しますとっ…!!」
げほっげほっと咳をすると
「くっ…あ…!!げほっ!!」
血が口から出てくる
「これは…大…変だ…!!」
バッと先生は病室を出る
長谷部は私の血まみれの口を手拭いで拭く
私…生きてける自信…ない…や…
私はプツンと意識が切れた
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作者名：ミチ | 作成日時：2015年7月7日 20時
