44話目。 ページ45
＊体育館裏＊
半ば強引に体育館裏に連れていかれた。
…話ってなんだろう。
仁王『…まだ自己紹介しとらんかったな。
仁王雅治じゃ。よろしくな、Aちゃん。』
『…あの、何で私の名前… 、』
仁王『知っとるよ。…ブンちゃんからきいたから。』
『ブンちゃんって……、』
仁王『丸井ブン太。』
そっか。立海の人だもんね。
ブン太くんのお友達なんだ。
『…それで、お話って？』
仁王『…お前さん、ブンちゃんのこと嫌いなんか？』
『えっ？』
仁王『ブンちゃん、お前さんに嫌われたっちゅうて傷ついとったよ。』
ブン太くん…。
ごめんね、ごめんなさい。
傷つけて、ごめんなさい。
『…ブン太くんに謝っといてもらえますか？傷つけてごめん、って。』
仁王『そんなん自分から言えばええじゃろ。』
『もう会えないから…。』
仁王『会えないんじゃなくて、会わないんじゃろ。』
『っ、』
仁王『…なんでそんなにブンちゃんを避けるんじゃ？』
『えっ？』
仁王『何か理由があるんじゃろ？』
『…べつに。ただ、…ただブン太くんのことは嫌いとかじゃないですよ。』
仁王『じゃあ会ってやってくれんか？』
『…それは…、』
仁王『ブンちゃん、お前さんと会わなくなってから気をまぎらわすように女といる。』
『えっ？』
仁王『無理して笑っとるんよ。テニス部のみんなも心配しとる。』
『……。』
仁王『……お前さん、ブンちゃんのことが好きなんじゃろ？』
『…好きじゃ、ないです…。』
仁王『俺にペテンは通用せんよ。
…頼むぜよ。ブンちゃんと会って、話してやってくれ。』
『…っ、』
仁王『頼む。』
なんで、この人はここまで頼むんだろう。
『あ、あの！私もういきますね。サッカー部の試合見たいので。』
仁王『あ、ちょ、』
『…ごめんなさい。本当に、ごめんなさい。…失礼します。』
体育館裏から逃げるように走った。
仁王さんは追いかけてこなかった。
ブン太くん、ごめんなさい。
仁王『ブンちゃん、お前さんと会わなくなってから気をまぎらわすように女といる。』
仁王さんの声が頭に響く。
もし、それが本当だったら……なんて思ってる自分がすごく嫌だ。
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丸井しぃ - じゅうぶん ブンちゃんもカッコいい！ (2014年7月29日 14時) (
レス) id: 978f32a8fc (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 夕崎涼さん» 何か仁王くんがカッコ良くなっちゃうんだよねwwブンちゃん頑張ろw (2014年4月13日 14時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
夕崎涼(プロフ) - いやいやブンちゃんをカッコよくしろよww (2014年4月13日 14時) (レス) id: 86e0ac0870 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 夕崎涼さん» だろぃ？←仁王くんカッコ良くしちゃうぜ笑、 (2014年4月12日 22時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 詐欺神さん» 私もゆっきー好きです！ていうかみんな好きです←私でよかったら書かせてもらいます（≧∇≦） (2014年4月12日 22時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2014年4月3日 2時
