38話目。 ページ39
＊学校＊
浅野くんと帰るようになってから、1ヶ月。
あいかわらず、私は彼を頼っている。
「俺のこと考えてくれてんなら、一緒にいてよ。
それが俺にとって1番嬉しいから。」
落ち着く。
浅野くんといると落ち着く。
それで、いいのかな。
ブン太くんと会わなくなってからもう1ヶ月半ぐらい。
前に一回だけホーム越しに見たけど。
もうブン太くんは私の顔とか忘れてるんだろうな。
なんて自分から手を離したのにそんなこと思っちゃダメか。笑、
＊帰り道＊
浅野『なぁ、A。
俺らさ来週の土曜日練習試合なんだけど…、』
『うん、応援いくね。』
浅野『サンキュー！いつも悪いな、』
『私もサッカー見てるの楽しいから。』
土曜日か…、いつもみたいに差し入れとか持ってたほうがいいよね。
サッカー部の練習試合を観にいくのはもう珍しくない。
前に浅野くんに誘われてから観にいくようになった。
他のサッカー部員には何回も「浅野と付き合ってんのか？」ってきかれたけど、その度に浅野くんが否定してくれたし。
今では軽いマネ業みたいなのもやってたりする。
『今回も得点王目指してね笑、』
浅野『おぅ！まかせろっ！』
キャプテンの浅野くんは市内でもサッカーが上手なことで有名らしい。
すごいね、って言ったら「まぁな！けどまぁ、所詮市内だし。笑、」って言ってた。
＊駅のホーム＊
浅野『でさー、そいつがー…、』
『なにそれ笑、ー…、』
いつもの帰り道。
〈間もなく1番線に電車が到着しますー…、〉
浅野『おっ、きたか。』
『今日は混んでないといいなぁ。』
浅野くんと話しながら電車を待つ。
いつもと変わらないこと。
『A！！！！！！』
反対側のホームから声が聞こえた気がしてみてみれば、
ブン太くんがいた。
すごく驚いた顔をしてこっちを見てる。
3秒間、目があったけど私のホームに電車がきて遮られた。
浅野『A、電車きたけど……、乗らないでおくか？』
浅野くんが遠慮がちにきく。
けどもう平気。
『……ううん、乗る。』
浅野くんに手をひかれながら電車に乗った。
______________________________________________________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 168人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
丸井しぃ - じゅうぶん ブンちゃんもカッコいい！ (2014年7月29日 14時) (
レス) id: 978f32a8fc (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 夕崎涼さん» 何か仁王くんがカッコ良くなっちゃうんだよねwwブンちゃん頑張ろw (2014年4月13日 14時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
夕崎涼(プロフ) - いやいやブンちゃんをカッコよくしろよww (2014年4月13日 14時) (レス) id: 86e0ac0870 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 夕崎涼さん» だろぃ？←仁王くんカッコ良くしちゃうぜ笑、 (2014年4月12日 22時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 詐欺神さん» 私もゆっきー好きです！ていうかみんな好きです←私でよかったら書かせてもらいます（≧∇≦） (2014年4月12日 22時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおい | 作成日時：2014年4月3日 2時
