文豪世界のとあるお話【文スト】【短編集】

【泉鏡花】感情* ページ20

鏡花ちゃんはまだマフィアにいます。
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ざしゅっ_______

今日の仕事、完了。

俺の仕事は殺 し屋だ。

依頼を受け、ただ、人を殺 す仕事。

感情なんて、いらないって思ってた。


______________はずだったのに。


今日も仕事だ。

今日の依頼は…


“ ポートマフィアの殺 し屋、泉鏡花の暗 殺 ”


女……か。

何だろう、

何か、、、

胸騒ぎがする。

考えていても仕方がない。

俺の仕事はターゲットを殺 すことだ。

行くか。









ターゲット、確認。

さて、徐々に距離を縮めるか。



ん？

さっきまでいたはずの………


………ターゲットがいない。


首筋に冷たい感触と暖かい感触？

わかる、これは、いつも俺が使っている、


“ ナイフ ”


だ。

それと…


“ 人の手の感触 ”


殺されかけている。

俺は今、殺されかけている。

……誰に？

「私は依頼を受けないと人を殺 さない。だから、私はあなたを殺 さない。」

女の声だ。

『は、離して欲しいです。と言うか、どなたです__________』

___________ターゲット。

離してもらってやっと分かった。

俺は今、ターゲットに殺 されかけていたのか。

「私は泉鏡花。ポートマフィアに入って6ヶ月で35人殺 した。」

………まただ。

今回のターゲットを見ていると、胸騒ぎがする。

胸が締め付けられるような……。

何でだ。

何で俺は仕事中に俺の知らない感情を持っているんだ。


この感情の名前は__________


「多分、あなたは依頼で私を殺 しに来たんでしょ？」

あぁ、バレてる。

依頼失敗だ。

「また、立て直して来て。」

“ また ”

か。

また会えるのか。


………あれ？



………俺は



………泉鏡花〔ターゲット〕に



………また会えることが



………嬉しいのか？



そうだ、この感情の名前は_____________









__________________“ 恋 ” だ。

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