芥川 & 中原【取り合い】 ページ11
「……おい」
「何、中也」
いつもより眉間に皺が寄っている中也が
僕と部下の芥川くんに近寄ってくる。
折角、仕事が一段落したから芥川くんと
お喋りしていたのに。
「お前等、何俺の許可無しにくっついてんだ、離れろ!!」
「え、そこなの…っていだだ!!中也、力強いｨｨ!!!」
僕と芥川くんをひっぺがす中也。
……腕が超痛い。この脳筋め。
変な話なのだが、僕は芥川くんと中也と
友達以上、恋人未満という感じの関係だ。
二人から以前、想いを伝えられたのだが
僕の良心が痛んで選べなかった為、
今の様な微妙な関係に至る。
「……」
「えっ、きょ今日は積極的だね……?」
芥川くんが無言で僕に近寄り、
ぎゅっと抱き締められる。
……どう反応したら良いのか。
中也ガン見だし。
「……愛しい」
「え」
「ばっ……手前!!!」
芥川くんから突然の告白をされ、
それを黙って見ていた中也は急に大声を出す。
「…他人には渡さぬ。……Aさんだけは何としても」
そう小さな声で耳元で呟かれたと思うと
更に強く抱き締められ、
胸の鼓動が速くなる。
……顔が熱くなる。
「…チッ、おいA!!!」
「……ちょ、うわっ」
芥川くんの腕の中から、無理矢理
中也によって解放される。
……今度は中也に抱き締められて。
「A、俺を選べ。……絶対に幸せにする」
そして二人に挟まれ
右に中也、左に芥川くん。
もう心臓が破裂しそうだった。
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"さぁ、どっちを選ぶ?"
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しよやん。さん
リクエストありがとうございました!
「取り合い」書くの初めてだったので
ご期待に答えられたでしょうか…
楽しんで頂けたなら幸いです。
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胡桃バター(プロフ) - りんごあめさん» リクエストありがとうございます！執筆までしばらくお待ちください (11月10日 1時) (
レス) id: 55a2e79d32 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ - 森さんとのお買い物デートが読みたいです！ (11月3日 18時) (レス) id: bd46442a68 (このIDを非表示/違反報告)
マーガリン - ありがとうございます！！ (2023年4月4日 8時) (レス) id: 7ba1c946a0 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃バター(プロフ) - マーガリンさん» リクエストありがとうございます！慣れないキャラではありますが、精一杯書かせていただきますので、しばらくお待ちください。 (2023年4月3日 22時) (レス) id: ed4c5148d7 (このIDを非表示/違反報告)
マーガリン - 小栗さんのヤンデレってできますか？ (2023年4月1日 8時) (レス) @page33 id: 7ba1c946a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡桃バター | 作成日時：2016年6月19日 22時
