十話 ページ12
太「さて、セラちゃん、どう見る？」
「さっきも云いましたが、気持ち悪いです。ヒントが揃い過ぎてて、エサを巻かれ過ぎていて」
正直言って気分が悪い。試されているような気すらしてきた
太「ヒント？ミミックに近付く為のかい？」
「うん…それと対ミミックへの理由も揃ってますし…」
太「武器庫の襲撃に、安吾の失踪…彼らがやったというのかい？」
「…今の処それは一番善いパターンですね」
太「最悪？」
「其れこそ、誰かがそうなるように仕向けている…とか。まあ、これは一寸疑う人物が絞り込めすぎてこれはこれで気持ち悪いのですが」
太「誰を疑うんだい？」
「特務課と…」
ボス、はかなりまずいので言葉を消す
「でも、彼らにメリットは殆どないんだよなぁ…あ！これは忘れてください!!!」
太「君の考えている事だ、視野に入れて置こう」
忘れてくださいよ…ばれたら、背信問題なんですから〜
プルルル
太宰さんの携帯が鳴り、彼はそれに出た
織『太宰か?』
太「やあ、珍しいねえ、織田作から電話なんて。これは事件の予感だね!むむむ、私の天才的頭脳で内容を中てて見せようか。ズバリ織田作は突然ものすごく面白いギャグを思いt(「竹やぶやけた」セラちゃん、それは回文」
織『狙撃された、安吾の部屋だ｡今狙撃主を追ってる。古書通りの向かいにあるビルが狙撃点だ。あそこから逃げるとすれば、黒曜時の方に抜けるか、埠頭の搬入口を抜ける神舟商店街の裏手を走って逃げるしかない』
太「逃げ道を塞げって事だね?」
言われる前から僕は部下にメールを打っていた。取り敢えず、裏手に多く集まるように指示する。送った頃には電話は終わっていた
太「最有力目的地は?」
「裏手でしょうね、一番逃げやすい所ですから」
太「OK、直に行こう」
数分走って裏手に近付くと銃声が聞こえた
「チッ」
思わず舌打ちをした。まあ、ちゃんと部下は来てるから…
太「織田作!屈め!」
太宰さんが声を貼った。彼らが一斉に発砲する。
破裂音が響いている間に太宰さんは僕を背負った
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幸祐 - ネムムさん» 指摘、ありがとうございます。 (2017年3月9日 13時) (
レス) id: 7384e0d041 (このIDを非表示/違反報告)
ネムム(プロフ) - 続編おめでとうございます。前作・今作共にですが、オリジナルフラグを外してくださいね。 (2017年3月3日 17時) (レス) id: 2bd2d16489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸祐 | 作成日時：2017年3月3日 17時
