人嫌いな彼女【中原中也】

貴方が ページ10

『あれ…私…』

目が覚めるといい臭いのする所にいた。

中原｢お。起きたか。｣

すぐ側には中原さんがいた。
そして自分が中原さんの家のソファーで
寝ていたことに気づいた。

『まさか…中原さんが私をここまで？』
　
中原｢まあな。というかお前！抱き上ようと思ったら
　 軽すぎンだろ！ちゃんと食え！…あと、俺は中也でいい。｣

『す、すみません？なか…中也さん。
　というかここ中也さんの家ですよね！？』

思わず恥ずかしくなって顔が熱くなってくる。

中原｢あぁ。まだ手前の家がないからな。｣

『何から何まですいません…』

中原｢そういえば、人が嫌いって言ってたよな？
　 にしては俺達には軽くないか？｣

それは私も思っていた。
相手はこの14年間恨みつづけてきた人間。
なのにどうしてこんなにも嫌じゃないのか
きっとそれは＿＿＿＿＿＿＿





『きっとそれは、
　ポートマフィアが私の唯一の居場所だからです…！』

きっとこれが私の思いだ。
でもまだある。
でも、本人の前で
貴方に一目惚れしたんです
なんて
言えるわけないな………

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