人嫌いな彼女【中原中也】

答え ページ8

しばらくして私は異能力を解いて
タカを飛ばした。

太宰｢素晴らしい異能力だね。｣

『素晴らしいですか？』

さっきまでの幸せが薄れてくる。

太宰｢というと？｣

『この力はあの人が呪いだって言っていました。そして私は暴力を散々振るわれた。
　人が大嫌いになった…こんな力。寧ろ無い方がいいにきまっ…』

中原｢必要だ｣

『…え』

中原｢少なくとも俺にとっては必要だ。
　 手前は生きる意味がないといった。
　 俺が与えよう。手前はポートマフィアで幸せを知れ。
　 そしたら人も好きになれるかも知れねぇぞ。｣

やっぱり。中原さんは優しいんだ。
だからだろうな。私が初めて人に好意を持ったのは。

森｢どうだね。Aくん？｣

答えは勿論一つだ。


『ポートマフィアで私にできることをさせてください…首領！』

森さんは、首領はお辞儀をした私に優しい眼差しを向けた後、
｢ポートマフィアへようこそ｣
と呟いた。

生暖かい何かが私の頬をつたって行った

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