人嫌いな彼女【中原中也】

勧誘 ページ4

？｢お〜い中也〜もうおわったし、帰るよ〜って……
　その子は？｣

また一人誰か来た。何故か包帯をつけている人が。

中原｢ここに監 禁されてた。
　 おそらくこの組織の娘だ。｣

？｢へぇ…にしてもずいぶんと綺麗な顔をしているねぇ…
　で、どうせ勧誘でもしていたんだろう中也？｣

中原｢まあな。異能力もあるようだからな。｣

『っ！！』

何でわかったんだろう。この人には言っていないのに。

？｢じゃあ連れて行こうか。
　おいで。｣

人間なんて大嫌いだ。なのになんでだろう。
このひとたちは嫌じゃない。
むしろずっと一緒に、側にいてほしい。
そう思ってしまったんだ。

『あの、なまえは？』

太宰｢私？私は太宰治だよ。君は？｣

中原｢コイツには名前は無いらしい｣

中原さんが言った。

太宰｢おや。そうなのかい？じゃあ私達がつけてあげよう。｣

中原｢そうだな……んじゃ須宮Aなんてどうだ？｣

太宰｢へぇ。中也にしてはいいんじゃない？｣

中原｢んだと手前ェ!!!!｣

二人は喧嘩を始めていた。けど…

須宮A

その名前は今つけてもらったばっかりなのにその響きをとても気に入った。

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