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人虎くん ページ19

『エリス嬢、そろそろ帰りませんか?』

エリス「あら、もしかして人が嫌なの?」

ごもっとも。
さっきから聞こえてくる声の一つ一つに苛々している。


もう全員殺してしまえば…


?「あ、あの」

『え、あ、はい』

白髪の特徴的な前髪の青年に話し掛けられた。

?「さ、さっきから顔色が悪いですけど…
  大丈夫ですか?」

気付かない内に顔に出てたようだ。

『大丈夫です。それじゃ。』

人となんて喋りたくもない。

?「あ、危ない!」

『えっ』

横を見るとトラックが此方へ来ていた。
まずい…!



















しかし、衝撃は来なかった。
変わりに地面から脚が離れて何かに抱えられていた。

?「あ、危なかったぁ……
  お怪我は?」

『あ、えっと、無いです。』

エリス「A〜私はもう帰るからね!」

『えっちょっと!』



…助けた?
自分は死ぬかも知れないのに?
わざわざ命を懸けて?

『あの、名前は?』

中島「中島敦です。
  貴方は?」

『す、須宮Aです…』

彼はニコリと笑った。
人なんて嫌いだ。
でも、中にはポートマフィアのように、
例外もある。
私は今日、その例外に出会ったのかもしれない。







ーーーーーーーー






Aを探し始めて15分

……!いた!

すぐに駆けつける
が、何故かAは見覚えのある男に
抱えられていた。

中原「……!人虎じゃねぇか!!」

中島、A「『中也さん!』」

二人は顔を見合わせて意外そうな顔をした。

『な、なんで中島さんが彼のことを
  知っているんですか!?』

中島「僕が言いたいですよ!」

びっくりしている二人。

中原「人虎、Aはポートマフィアの幹部だ
  そしてA。ソイツはあの人虎だ。」

中島、A「『えぇ〜!?』」

またもや驚く二人。
人虎はAから離れろ!

中島「そ、そうなんですか!?
  そんな感じ全然しないですけど…」

中原「そうか?これでも体術は俺と同等だぞ。」

『……』

何やらずっと考えこんでいるA

中原「A?どうした?」

『…中島くん』

中島「は、はい」

この場の空気が重くなる。

『君、孤児院育ち?』

中島「え、そ、そうですけど」

あぁ、何となく察した。
おそらく___


『君、良いね!』


Aにとって人虎は“例外”だ。

中島「は、はい?」

『ちょっと一緒にお茶しようよ!』

そう言ってAは人虎の手をとり、喫茶店へと向かった。
中原「人虎が羨ましいな。」

嫉妬→←未だに



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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雷牙 - 作って頂けると幸いですが無理はなさらない様お願いします (4月15日 21時) (レス) @page38 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - え、続き、作って頂けるんですか!?即答するレベルで見たいです!!! (11月19日 1時) (レス) @page38 id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 冬花(プロフ) - subari0417さん» いえいえ! (8月27日 0時) (レス) id: b2b1031b4f (このIDを非表示/違反報告)
subari0417(プロフ) - 翡翠 冬花さん» 教えて頂いてありがとうございます!これからも頑張ります! (8月26日 23時) (レス) id: 2b937a7751 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 冬花(プロフ) - オリlフラ立っちゃってます!(話大好きです、これから頑張って下さい!) (8月26日 23時) (レス) id: b2b1031b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すばり | 作成日時:2023年8月22日 18時

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