21 ページ21
・
「え、エースってヤツを探してるんだゾ。顔にハートが描いてある、もさもさ頭のヤツ!」
「ああ、知っているとも。今日から入ってきた新入生だね。少し前に寮へ戻って行ったようだけど…」
自分の予想通り、エースは逃げたようだ、グリムがまた絵画へと聞く。
「にゃに〜!あの野郎やっぱり逃げやがったんだゾ!どっちに行ったか分かるか!?」
「寮への扉は東校舎の奥さ」
「中也!追いかけるんだゾ!」
「分かッてる」
・
「窓拭き100枚なんてやってられるかっての。さっさと帰って…」
「何処に帰るンだ?」
「そりゃ勿論寮に……ってうわあああ!?」
今の状況を説明しよう。エースを見つけた俺達は少々苛立っていた為悪戯をしようと考えた。そこで思いついたのが…。
「て、天井に立ってる…!?」
「あァ、ちょっとばかり重力を操ってな」
怒ろうとしたら走り出すエース。追いかけようとしたらグリムが怒鳴った。
「てめー!待つんだゾ!1人だけ抜け駆けはさせねーんだゾ!」
「待てって言われて待つ訳ないっしょ!お先!」
「1人だけずるいんだゾ〜!オレ様だってサボりたいんだゾ!」
本音ダダ漏れじゃねェかと突っ込みたくなる。どうやらグリムとエースは似た者同士らしい。
逃げたエースを捕まえる為、追いかけたグリムに続いて走った。
「速っ!?」と驚くグリムを横目にエースの方を見た。その先にいる青い髪の少年。足音を聞いて首を傾げている。
エースが「どいたどいた!」と少年を強引に抜く。
「えっ、お、おうっ!?」
あんなのに関わらせて可哀想な奴だと同情するも言った。
「……そこのお前!アイツ捕まえろ!」
「人を捕まえる魔法!?」
その返答を聞いた時、失敗したと思った。あの少年は間違えなく判断の遅い奴だろう。
何やらブツブツ呟いているのだから。
971人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪見だいふく - ちゅやかっこえぇ┏( ^ω^ )┛ (2021年10月24日 22時) (レス) @page41 id: 7c6b1438f9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - やばい。面白すぎます!続きがめちゃくちゃ気になります!こんな感じの話を求めてました!応援してます!無理はしないでくださいね。 (2020年9月19日 22時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
死の林檎@Get along同盟???????(プロフ) - ぎゃあァァァァァ(((うるせェよ ktkr(^q^) ファンです!!頑張って下さい!応援しています!一生ついていきます!!! (2020年7月6日 16時) (レス) id: 6c1b6d3d5d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 仁兎さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年7月5日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2020年5月11日 12時