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と、思っていた自分を殴りたい。


「お、おい…凄ェ音がしたけど大丈夫……って手前らそれ…」


大食堂の中の方からガッシャン、と言うような凄い音が聞こえ、走ってくれば。

落ちている大きなシャンデリアと、尻もちをついているエース、デュース、倒れているグリムが目に入った。

俺の引きつった笑顔に気づかないデュースは言う。


「し、しまった!捕まえた後の着地の事を考えてなかった…!」


「おっま……バッッッカじゃねぇの!?」


……頭を抱えたくなった。此奴らのした事が大体想像出来たからだ。

デュースを罵倒したエースは言葉を続ける。


「グリムは捕まえたけど、シャンデリアぶっ壊したのが学園長に知られたら…」


「知られたら…何ですって?」


噂をすればとはこの事。三馬鹿の事をクロウリーが睨みつけていた。「あ…学園長…」と絶望した顔のエース。


「…あ〜な〜た〜た〜ち〜は〜ッ!一体何をしているんですか!!」


想像通り、雷が落ちた。

まだ困惑しているグリムは、「目が回るんだゾ」と呟いている。

クロウリーはそれを気にせず、まだまだ続けた。


「石像に傷をつけただけでは飽き足らず、シャンデリアまで破壊するなんて!もう許せません。全員、即刻退学です!」


「えええええええっ!?」と叫ぶエースとデュース。

そしてデュースがクロウリーに許しを乞う。


「そんな!どうかそれだけはお許しください!俺は、この学校でやらなきゃいけない事があるんです!」


そんなデュースに情けをかけるつもりもないクロウリーは「馬鹿な真似をした己を恨め」と冷たく言い返した。

それでもデュースは言葉を紡ぐ。


「許していただけるなら弁償でも何でもします!」


「このシャンデリアは、唯のシャンデリアではありません。魔法を動力源とし永遠に尽きない蝋燭に炎が灯る魔法のシャンデリア。伝説の魔法道具マイスターに作らせた逸品です」

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雪見だいふく - ちゅやかっこえぇ┏( ^ω^ )┛ (2021年10月24日 22時) (レス) @page41 id: 7c6b1438f9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - やばい。面白すぎます!続きがめちゃくちゃ気になります!こんな感じの話を求めてました!応援してます!無理はしないでくださいね。 (2020年9月19日 22時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
死の林檎@Get along同盟???????(プロフ) - ぎゃあァァァァァ(((うるせェよ ktkr(^q^) ファンです!!頑張って下さい!応援しています!一生ついていきます!!! (2020年7月6日 16時) (レス) id: 6c1b6d3d5d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 仁兎さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年7月5日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年5月11日 12時

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