其の優しさの ページ8
『真神A様』
え?、ノックもせず声も掛けずに勢いよく病室の扉を開けた?
知らないよ!、何たって僕は名探偵だからね!
江戸川 「もう人に見舞いを来させるAって結構Sっ気があるんじゃないの?、全く」
眠っているAでも善いから早く会いたかった何て眠っているAには絶対云わない!
Aにした事の罪は僕も分かっているつもりだよ、駄菓子屋の店主にあんな事云われたらね
江戸川 「ねぇ何時もの御菓子頂戴〜」
店主 「おっ、いらっしゃい!、何時ものやつね〜、好きだよね乱歩くん」
僕は一人で駄菓子屋に御菓子を買いに来ていた。店主は良く分かってて直ぐに欲しい物を持ってきてくれたよ!
店主はレジを打ながらAの名前をぽつりと出した。
店主 「この前来たAちゃん云ってたよ〜、『此れからも江戸川さんを宜しくお願いしますね!』って」
江戸川 「え、Aが?」
僕の心臓が飛び跳ねるのを感じた。
真逆Aが自分の事を店主に話している何て思ってもいなかったから驚きを隠せなかった。そして嬉しさも感じていた。
店主 「あの子良い子だよね〜、乱歩くんが好きなのも分かるよおじさん!」
江戸川 「此れお金ね!、じゃ!」
僕は店主の話を聞かず直ぐさま駄菓子屋を去った。その場にいてそれ以上Aの話を聞いていたら自分が泣いてしまいそうな気がしたから。
江戸川 「Aが僕の話を・・・?」
江戸川は店主にAの話を聞かされた事で自分が今までしてきた行いの重大さに改めて気付いた。
そして今まで以上に後悔した。
貴 『私は存在しちゃいけないですか?』
江戸川 『しちゃいけない〜!』
僕は御菓子を何個も食べると食べた分だけ御菓子をAのお腹の上に置いた。
Aには特別!
此れは僕がAと一緒に食べたいと思っている御菓子だ。
お腹の上に御菓子を起きすぎてベッドから一つ落ちていった。
あの日僕がAに駄菓子屋に行かせたのは一緒に御菓子食べたかったから何だよ
だが今では其の願望すらも叶わない。
江戸川 「ねぇA、早く起きて、Aと一緒に御菓子食べたい。
ねるねる食べさせたあげるからさぁ。・・・だから早く起きてよ」
僕が何を云っても何時もみたいに命令してもAが目覚める可能性は非常に少ない。
そんな事僕だって分かってるんだよっ!!
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もっち - もう意味わからんくらいに泣きました良作品ありがとうございました (9月30日 0時) (レス) @page46 id: 8abd05d020 (このIDを非表示/違反報告)
夢菜 - もう物理的に心が傷んでやばかったです!号泣してティッシュ無くなりました! (7月27日 12時) (レス) @page46 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
アスパラガス - ベットの上で読んで、大号泣しました…すごいいい話でしたね!ティッシュもハンカチも無くて、枕がずぶ濡れなんですが!? (2022年5月23日 1時) (レス) @page46 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
エイリス - やばい涙がやばかったです!ポケットティッシュめちゃくちゃ使いました! (2022年3月21日 8時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
黒芹(プロフ) - 観覧ありがとう御座います!、そこまで泣いてくださって嬉しい?です! (2019年5月29日 15時) (レス) id: e1a12d6e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒芹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=huzisamaLOVE26
作成日時:2017年1月5日 13時