幸せになるまでのお話

皆が居るから ページ41

貴 「んっ」

「「「A/さん/ちゃん/お姉ちゃん！！」」」

私の視界に一番に映ったのは探偵社の皆の顔だった。

体を上げようとするとやたらと重くて私は探偵社の本当の一員になった事を実感した。

貴 「皆っ、ただいまっ！」

「「「おかえりっ！」」」

あれから私は皆がやりたいことを書いたというノートを見せてもらった。

其れから皆にAで呼んでほしいと云われた！

少し照れくさいね！

敦くんは一緒に依頼を熟して帰り道で寄り道したいみたい！

治は一緒に入水したいんだって！、その後に探偵社の自分達の机に座ってお茶飲んでお喋りしたいんだって！

未遂決定だね！

独歩は皆で食事に行きたいんだって！、珍しい！

乱歩は一緒に御菓子食べたいんだって！、御菓子パーティーかな？

賢治は又牛丼食べて頭撫でて欲しいだって！

潤一郎は自分の作った料理を一緒に食べて欲しいんだって！、きっと美味しいよ！

ナオミちゃんは一緒に買い物がしたいんだって！、潤一郎は荷物係だって！

晶子は解剖って云ってたけど冗談だって云って飲み交わしたいって云ってたよ！、冗談には見えなかったね！

鏡花は笑ってクレープ一緒に食べたいんだって！

諭吉は猫に餌やりに行きたいんだって！


兎に角皆したい事沢山！、だから私リハビリ頑張ったよ！

最初の数日はお腹が凄く鳴ってた！、お腹減った！

そしてついに退院！

けど通院は必要なんだって！、学校みたい！

後治には過去の事を利用した事謝って過去は今とは関係ないって云って頭撫でてくれた！

嬉しかった！



ねぇ、織田作

私今本当の笑みを浮かべられてるかな？

織田 「嗚呼、大丈夫だ、安心しろ」

例え私が何度も笑みの出し方を忘れても皆が思い出させてくれる

私はそう信じてるよ

だから見てて織田作、沢山成長してみせるから！

中島 「Aさん！」

太宰 「迎えに来たよ〜」

国木田 「もう歩いて大丈夫なのか？」

江戸川 「早く帰るよ〜」

宮沢 「荷物持ちますよ！」

谷崎 「無理はしないでね」

ナオミ 「元通りですわね！」

与謝野 「此処まで回復したなら大丈夫そうだねぇ」

泉 「善かった」

福沢 「泣くな、A」

嗚呼私、又泣いちゃってるっ

貴 「大丈夫、大丈夫っ」

可笑しいなぁ、涙が引っ込まないやっ

太宰 「泣いても良いんだよ」

そう云われた瞬間何かが切れて大声を上げて泣いた。

周りの視線？、気にしない！

貴 「うああぁぁぁっ」

皆が側に居てくれるから！

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